10月22日に開催された世界ジュニア選手権(インドネシア・ジョグジャカルタ)個人戦最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
日本勢は、男子ダブルス第4シードの金子真大/久保田友之祐が決勝戦に登場。今年のインターハイ王者であり、日本B代表にも選出されている期待の新星は、第13シードの中国ペアと対戦した。
試合は序盤から金子/久保田が連続得点でリードを広げ、第1ゲームは21-14で先制する。第2ゲームはインターバル以降にペースを握った中国ペアが抜け出し、勝負の行方はファイナルゲームに持ち越された。
その最終ゲーム、再び序盤で先行したのが金子/久保田だ。7−2と点差を広げ、中盤以降もポイントを重ねた日本ペアが、相手の追撃を振り切り21-13で勝利! 日本選手では同種目初となる金メダルを獲得した。
◆日本選手の男子ダブルス上位成績
2007年 園田啓悟/嘉村健士…ベスト8
2011年 井上拓斗/金子祐樹…ベスト8
2012年 井上拓斗/金子祐樹…銀メダル
2014年 玉手勝輝/中田政秀…銀メダル
2015年 渡辺勇大/三橋健也…銅メダル
2017年 金子真大/久保田友之祐…金メダル、山田尚輝/筑後恵太…ベスト8
そのほかの種目では、地元インドネシアが女子シングルス、混合ダブルスを制覇。男子シングルスはタイのクラブット・ヴィディサーン、女子ダブルスは韓国のベク・ハナ/李ユリムが優勝。スーパーシリーズなど、シニアの国際大会にも出場している選手らが頂点に立っている。
決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
クラブット・ヴィディサーン(タイ)②〔17−21、21−15、21−9〕1●レオン・ジュンハオ(マレーシア)65分
【女子シングルス】
グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン②〔21−13、13−21、24−22〕1●韓悦(中国)64分
【男子ダブルス】
金子真大/久保田友之祐②〔21−14、15−21、21−13〕1●邸子健/王昶(中国)47分
【女子ダブルス】
ベク・ハナ/李ユリム(韓国)②〔18−21、21−11、21−3〕1●ジャウザ・ファディヒラ・スギアルト/リブカ・スギアルト(インドネシア)57分
【混合ダブルス】
リノフ・リバルティ/フィタ・ハニティアス・メンタリ②〔21−23、21−15、21−18〕1●レハン・ナウファル・クシャリジャント/シティ・ファディア・シルバ・ラマドハンティ(インドネシア)58分
◆日本選手団
【選手】
男子:大林拓真(埼玉栄③)嶺岸洸(聖ウルスラ学院英智③)金子真大、久保田友之祐、山田尚輝、筑後恵太(ふたば未来学園③)中山裕貴、緑川大輝(埼玉栄②)奈良岡功大(浪岡①)
女子:髙橋明日香、由良なぎさ(ふたば未来学園③)林樂(埼玉栄③)岩永鈴、水津優衣(柳井商工③)山口萌(日本ウェルネス③)鈴木ゆうき(聖ウルスラ学院英智③)水井ひらり(ふたば未来学園②)齋藤夏(埼玉栄②)
【団 長】田部井秀郎(日本協会ジュニア強化本部長)
【総監督】長谷川博幸(ジュニア強化部ヘッドコーチ)
【男子監督】友金幸雄(ジュニア強化部員)
【女子監督】 明神憲一(ジュニア強化部員)
【男子コーチ】山口公洋(ジュニア強化部員)
【女子コーチ】井田貴子 (ジュニア強化部員)
【トレーナー】大石浩之(JOC専任トレーナー)
文/バドミントン・マガジン編集部