10月12日に開催された世界ジュニア選手権(インドネシア・ジョグジャカルタ)4日目は、団体戦各カテゴリーの決勝トーナメントが行なわれた。
予選リーグ・グループEを1位通過した日本は、上位8チームの決勝トーナメントに進出。準々決勝の相手は優勝候補の一角とされたタイだったが、日本はこの接戦をモノにする。
第1試合・混合ダブルスに大林拓真/齋藤夏が起用されると、ファイナルゲーム17本で日本ペアが勝利。男子シングルスの奈良岡功大は0−2のストレートで敗れたが、続く第3試合の男子ダブルス・金子真大/久保田友之祐は2−1で白星をつかみ、日本が先行した。
このまま勝利をつかみたい日本だったが、女子シングルスに登場した水井ひらりが17本、17本で相手に屈し、勝敗の行方は女子ダブルスに委ねられた。すると、予選でも白星を手にしている岩永鈴/齋藤夏が、第1ゲームを17-21で落としたものの、第2ゲームを11本で奪い返し、さらにファイナルゲームも14本に抑えて勝利。最終試合までもつれた激戦を制した日本が、銅メダル以上を確定させた。
準々決勝の結果は以下の通り。
▼決勝トーナメント・準々決勝
日本 3−2 タイ
XD 大林拓真/齋藤夏②〔21−14、18−21、21−17〕1●Chasinee Korepap/Pacharapol Nipornram47分
MS 奈良岡功大●0〔12−21、17−21〕②Kunlavut Vitidsarn40分
MD 金子真大/久保田友之祐②〔10−21、21−9、21−12〕1●Pacharapol Nipornram/Natthapat Trinkajee42分
WS 水井ひらり●0〔17−21、17−21〕②Pattarasuda Chaiwan37分
WD 岩永鈴/齋藤夏②〔17−21、21−11、21−14〕1●Supisara Paewsampran/Kwanchanok Sudjaipraparat49分
中国 3−1 インドネシア
韓国 3−2 フランス
マレーシア 3−0 インド
▼順位決定戦
インド 3−0 フランス
インドネシア 3−1 タイ
※過去の世界ジュニア関連の記事は こちら
◆日本選手団
【選手】
男子:大林拓真(埼玉栄③)嶺岸洸(聖ウルスラ学院英智③)金子真大、久保田友之祐、山田尚輝、筑後恵太(ふたば未来学園③)中山裕貴、緑川大輝(埼玉栄②)奈良岡功大(浪岡①)
女子:髙橋明日香、由良なぎさ(ふたば未来学園③)林樂(埼玉栄③)岩永鈴、水津優衣(柳井商工③)山口萌(日本ウェルネス③)鈴木ゆうき(聖ウルスラ学院英智③)水井ひらり(ふたば未来学園②)齋藤夏(埼玉栄②)
【団 長】田部井秀郎(日本協会ジュニア強化本部長)
【総監督】長谷川博幸(ジュニア強化部ヘッドコーチ)
【男子監督】友金幸雄(ジュニア強化部員)
【女子監督】 明神憲一(ジュニア強化部員)
【男子コーチ】山口公洋(ジュニア強化部員)
【女子コーチ】井田貴子 (ジュニア強化部員)
【トレーナー】大石浩之(JOC専任トレーナー)
文/バドミントン・マガジン編集部