愛媛県砥部町で開催された『第72回国民体育大会』は10月9日、大会最終日を迎えて成年男女、少年男女の各種目決勝戦が行なわれた。ここでは成年男子のダイジェストをお届けしよう。
【成年男子】
成年の部男子は、決勝戦で富山と福島が対戦。富山は最初に行なわれたダブルスで、ナショナルB代表の常山幹太と下農走のペアが、古賀/三橋にストレート勝ちを収めて先制した。すると、富山は今大会男子唯一のナショナルA代表・西本拳太が、大学生トップクラスの古賀穂を相手に第1ゲームで主導権を握る。古賀の攻撃を封じながら13本で先制すると、第2ゲームもねばる相手を振り切った西本が17本に抑えて勝利。昨年と同様にトナミ運輸のメンバーで挑んだ富山が、大会2連覇、そして14度目の国体優勝を遂げた。
◎優勝監督コメント
富山・荒木純監督
「ナショナルA代表が一人とB代表が二人いて、絶対に勝って当たり前という布陣でした。だから逆に少しプレッシャーはありましたけど、結果はしっかりと勝てたので非常によかったです。シングルス2本の安心感というか、3人ともシングルスができるので、ダブルスでなにかあってもシングルス2本は絶対的だったのが強みだったと思います」
【成年男子】
▼決勝
富山 2−0 福島
下農/常山②〔21-19、21-14〕0●古賀/三橋
西本拳太②〔21-13、21-17〕0●古賀穂
※2年連続14度目の優勝
▼3位決定戦
埼玉 2−1 大阪
渡邉/小川●1〔15-21、21-16、17-21〕②井谷/高階
渡邉航貴②〔21-18、21-13〕0●小倉由嵩
小川桂汰②〔21-18、21-18〕0●井谷和弥
▼準決勝
富山 2−1 大阪
福島 2−1 埼玉
▼準々決勝
富山 2−0 滋賀
大阪 2−0 愛媛
埼玉 2−0 北海道
福島 2−1 熊本
取材・文/吉井信行