愛媛県砥部町で開催された『第72回国民体育大会』は10月9日、大会最終日を迎えて成年男女、少年男女の各種目決勝戦が行なわれた。ここでは少年男子部のダイジェストをお届けしよう。
【男子】
熊本と宮崎の九州対決となった少年の部・男子決勝。ダブルスでは、熊本の田中/森田が長峰/岩切を相手に第1ゲーム17本で奪うと、第2ゲームはねばる長峰/岩切を19本で振り切って熊本が先勝した。第1シングルスは、今年のインターハイ8強の熊本・小本大佑が登場し、第1ゲームを16本で奪う。第2ゲームに入ると、小川翔悟も意地を見せて終盤までリードをしてみせたが、追いついた小本が23-21で逆転勝ちを収め、熊本が19年ぶりの歓喜に湧いた。
◎優勝監督コメント
熊本・権藤浩二監督
「私としては、あまり優勝を意識してはいませんでした。選手たちが1戦1戦いい試合をしてくれればと思っていたんです。それで結果が優勝であれば最高ですし、高校生としての試合も最後なので、しっかりいい試合をしてくれればというのが一番でしたね。今回はとくに誰がエースというわけではありません。3人がよく噛み合ってくれたと思います」
【少年男子】
▼決勝
熊本 2−0 宮崎
田中/森田②〔21−17、21−19〕0●長峰/岩切
小本大佑②〔21−16、23−21〕0●小川翔悟
※熊本は19年ぶり6度目の優勝
▼3位決定戦
長崎 2−0 岡山
村本/辻②〔21−10、21−19〕0●一井/藤井
村本竜馬②〔21-19、18-21、21-17〕1●一井亮太
▼準決勝
宮崎 2−0 岡山
熊本 2−0 長崎
▼準々決勝
宮崎 2−0 大阪
岡山 2−0 滋賀
熊本 2−0 北海道
長崎 2−0 兵庫
取材・文/吉井信行