9月24日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(東京体育館・SS)最終日は、各種目の決勝が行なわれた。
保木卓朗/廣田彩花が日本勢として初の決勝進出を果たした混合ダブルス。その第1ゲーム、保木/廣田は序盤のミスが響き、王懿律/黄東萍(中国)を相手に3−8とリードを奪われる。また、王懿律/黄東萍は保木/廣田の得意とする低く早い展開でも上回り、終始、攻撃の手を緩めなかった。第1ゲームを13本で制した王懿律/黄東萍は、第2ゲームでも序盤から得点を重ねてリードを広げると、保木/廣田をわずか8本に抑える圧巻の内容。22歳の中国ペアが、スーパーシリーズ初タイトルを獲得した。
【混合ダブルス】
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−13、21−8〕0●保木卓朗/廣田彩花33分
▼選手コメント
優勝…王懿律/黄東萍(中国)
王「スーパーシリーズで初優勝できて非常にうれしい。いつも日本の大会は選手たちが気持ちよく試合ができるようにしてくれている。今回の優勝もうれしかったです」
黄「私もスーパーシリーズでは初優勝です。自分の目標はやはり1番になること、1位になることが目標です。今後もそのために努力を続けます」
準優勝…保木卓朗/廣田彩花
保木「決勝まで勝ち上がることができて素直に嬉しい気持ちと、最後は残念だったなという気持ちでいっぱいです。自分たちは経験が浅いので、攻める気持ちだけは忘れずにコートに入ったのですが、自分たちが守りに入ってしまう展開が多くて、最後は押し切られたのが敗因だと思います。今後、ミックスダブルスではデンマーク、フランスのSSが近い大会になります。それぞれ男女のダブルスをやっているので、そっちも同じ決勝の舞台に立てるように頑張りたいと思います」
廣田「予選から勝ち上がってここまで来れたことはすごく嬉しいですが、決勝はもう少し長くコートに立っていたかったなと思います。出だしから自分たちの勢いだったり元気だったりでいこうと思っていたんですけど、なかなかそれができなかった。相手はサービス場面がうまくて、先手を取れずに攻めきられる形が多かったと思います。今回の経験も生かしながら、女子ダブルスでもSS優勝をねらっていきたいですし、ミックスでも上をねらって行きたいと思います」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部