9月20日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(東京体育館・SS)2日目は、各種目1回戦が行なわれた。ここでは、各種目1回戦のダイジェストをお伝えしよう。
男子シングルスは、西本拳太がインドネシア選手を破り、日本勢で唯一2回戦進出を果たした。また、世界王者のビクター・アクセルセン(デンマーク)は、タイ選手を8本、13本と圧倒。今大会最多となる7度目の優勝をねらうリー・チョンウェイ(マレーシア)は、ファイナルゲームにもつれた黃永棋(香港)との接戦をものにしたほか、林丹(中国)もインド選手とのファイナル勝負を制して、2回戦に駒を進めている。
男子ダブルスでは、園田啓悟/嘉村健士が相手キケンにより2回戦に駒を進めたほか、保木卓朗/小林優吾、井上拓斗/金子祐樹もそれぞれストレート勝ち。海外勢では、第3シードのギデオン/スカムルジョ(インドネシア)、世界ランク1位のボー/モゲンセン(デンマーク)らが順当に白星をあげている。
女子シングルスは、山口茜、奥原希望がそれぞれきっちり勝利し、世界ランク3位の成池鉉(韓国)を破った川上紗恵奈、そして髙橋沙也加、大堀彩とともに2回戦進出。鈴木温子も戴資穎(台湾)のキケンにより16強に名を連ねた。三谷美菜津は、シンデュ・P.V.(インド)とのファイナル勝負に競り負け、敗退している。
女子ダブルスでは、髙橋&松友、福島&廣田ら日本勢10ペアが2回戦に駒を進めた。なかでも世界選手権で優勝している陳清晨&賈一凡(中国)を18本、19本のストレートで破った新玉美郷&渡邉あかねの健闘が光っている。一方で、リターユール&ペデルセン(デンマーク)は韓国ペアにファイナル勝負の末に敗れた。
また混合ダブルスでは、昨日の松友&小林に続き、金子&米元、保木&廣田が2回戦進出を決めた。
21日(木)は各種目で2回戦が行なわれる。日本選手の1回戦結果は以下の通り。
【男子シングルス】
五十嵐優●0〔13−21、13−21〕②孫完虎(韓国)40分
西本拳太②〔22−20、21−15〕0●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)44分
常山幹太●0〔14−21、11−21〕②周天成(台湾)34分
【女子シングルス】
鈴木温子 キケン 戴資穎(台湾)
大堀 彩②〔21−12、21−11〕0●ブサナン・オンバルンファン(タイ)35分
川上紗恵奈②〔19−21、21−14、21−18〕1●成池鉉(韓国)67分
髙橋沙也加②〔21−12、21−12〕0●リーネ・カエスフェルト(デンマーク)33分
奥原希望②〔21−15、21−13〕0●張雁宜(香港)40分
山口 茜②〔17−21、21−15、21−14〕1●李張美(韓国)63分
三谷美菜津●1〔21−12、15−21、21−17〕②シンデュ・P.V.(インド)64分
佐藤冴香●0〔9−21、10−21〕②何冰嬌(中国)32分
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士 キケン プラタマ/スワルディ(インドネシア)
井上拓斗/金子祐樹②〔21−14、21−10〕0●鄧俊文/柯展聰(香港)32分
保木卓朗/小林優吾②〔21−19、21−19〕0●黄凱祥/王懿律(中国)37分
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−12、21−8〕0●潘楽恩/謝影雪(香港)36分
福島由紀/廣田彩花②〔21−9、21−12〕0●チョウMK/リーMY(マレーシア)42分
志田千陽/松山奈未②〔21−9、21−12〕0●G・ストエヴァ/S・ストエヴァ(ブルガリア)30分
米元小春/田中志穂②〔21−12、21−16〕0●程郁捷/胡綾芳(台湾)37分
久後あすみ/横山めぐみ②〔21−18、21−18〕0●金慧麟/柳海媛(韓国)43分
松本麻佑/永原和可那●0〔11−21、17−21〕②姜凱心/洪詩涵(台湾)32分
福万尚子/與猶くるみ②〔21−19、19−21、21−17〕1●鄭景銀/申昇瓚(韓国)84分
櫻本絢子/髙畑祐紀子②〔21−18、21−17〕0●杜玥/徐涯(中国)56分
加藤美幸/柏原みき②〔21−15、18−21、21−12〕1●許雅晴/呉玓蓉57分
篠谷菜留/星千智②〔21−13、21−10〕0●尾﨑沙織/川島里羅33分
新玉美郷/渡邉あかね②〔21−18、21−19〕0●陳清晨/賈一凡(中国)38分
【混合ダブルス】
金子祐樹/米元小春②〔21−17、21−8〕0●ニッピフォン/ジョンコルファン(タイ)27分
保木卓朗/廣田彩花②〔21−10、21−10〕0●権藤公平/廣田彩花25分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部