9月19日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(東京体育館・SS)初日は、各種目予選、混合ダブルス1回戦が行なわれた。
混合ダブルスは全英OP4強の実績がある渡辺勇大/東野有紗が欠場。リオ五輪8強の数野健太/栗原文音、小林優吾/松友美佐紀らに上位進出の期待が高まった。
その数野/栗原は、先週の韓国OPで敗れたドイツ選手と対戦。第1ゲームを21-15で制すると、続く第2ゲームも中盤の接戦を抜け出し、数野/栗原がきっちり勝利を飾りリベンジを決めた。
昨年の香港OPからペアを組み、今回が4大会目の出場となった小林優吾/松友美佐紀。韓国ペアに対して第1ゲーム先取したが、続く第2ゲームは逆転を許して1−1に。ファイナルゲームは、小林のスマッシュを軸に松友が鋭い飛び出しからシャトルを沈めて21-16。2回戦進出を決めた。
数野健太/栗原文音(混合ダブルスでドイツ選手に2−0で勝利)
数野「相手がノーロブスタイルですが、先週(韓国OP)は対応に遅れてこちらがミスをしてしまった。前回はそこで相手に勢いづかせてしまったので、今日は最初からその(ノーロブの)意識でプレーしたら対応できました。日本の場でリベンジできてよかったです」
栗原「私も先週負けていたので、今日はリベンジする気持ちで臨んで、思いっきりできたのがよかったかなと思っています。ヨーロッパ選手は間のとり方だったり、そういうのがすごくうまくて、2ゲーム目途中は、それに飲み込まれそうになったけど、数野さんに声をかけて助けてもらったかなと思います」
小林優吾/松友美佐紀(混合ダブルスで韓国ペアに2−1で勝利)
松友「ミックスは男子・女子それぞれのダブルスに生きてくると思うので、ミックスでも結果をしっかり残していきたいと思っています。今日の相手は初めて対戦しましたが、最後は勝ててよかったです。1試合でも多く、試合をやりたいなと思います」
小林「相手も強いプレーヤーでしたが、初戦としては(自分たちのプレーも)よかったかなと思いました。(松友とのペアについて)簡単なところでは負けられないし、不甲斐ないプレーもできないと思っています」
西本拳太(男子シングルスの予選突破)
「この予選を勝ち抜くというのは、すごく大変なのは承知しているので、突破できたのはよかったです。でも、まだスタートラインに立っただけなので、しっかり気を引き締めて明日に向けて準備したいと思います」
五十嵐優(男子シングルスの予選突破)
「1試合目もファイナルゲームをして、2試合目も時間を使ってしまった。正直きつくて、息が上がってしまいました。でも、大事な場面で我慢できたのがよかったです。シャトルがあまり飛ばないので、(簡単に)決められることがないと思ったので、しっかり我慢して、相手より負けない気持ちいればいけると思っていました。(本戦では)自分の持ち味はねばり、体の動きなので、そういう部分で相手に負けないようにと思っています」
志田千陽/松山奈未(女子ダブルスの予選突破)
志田「1試合も、2試合も緊張感のある舞台で試合ができることを楽しもうという気持ちで入りました。そのなかで自分たちのプレーができたのはよかったかなと思います」
松山「どちらの試合も緊張しましたが、2試合目は(中盤に)追い上げられて、結構焦ってしまいました。それで、(試合を)楽しむことを忘れてしまった部分があります。でも、勝ち切れたことはよかったと思います」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部