9月3日(日)、品川区立総合体育館においてメットライフ生命プレゼンツ「バドミントンファミリーデー2017」が開催された。
小・中学生とその保護者を対象とした親子で参加できるこのイベントは、昨年に続く2度目の開催。現役日本代表選手によるレッスンやエキシビションマッチ、スペシャルゲストを含めたトークショーなどが行なわれ、約160名の参加者たちはバドミントンを通して親子の絆を深めながらイベントを楽しんだ。
現役の日本代表選手からは、リオ五輪混合ダブルス代表の数野健太/栗原文音(日本ユニシス)と、今年6月に行なわれたスーパーシリーズプレミアのインドネシアオープンで女子シングルス優勝を果たした佐藤冴香(ヨネックス)の3名が登場。さらに、元五輪代表の池田信太郎氏がスペシャルゲストとして会場に駆けつけ、イベントは大いに盛り上がった。
エキシビションマッチでは、選抜された小・中学生と選手がそれぞれペアを組み、ダブルスで対戦した。佐藤とペアを組んだ中学2年生の山根琴乃さんは、「スマッシュが速くてすごかったです。もらったアドバイスを、部活の練習から生かしていきたい」と大きな刺激を受けた様子。そのほかの子どもたちも、緊張しながらも懸命にプレー。世界で活躍する選手たちの技術にじかにふれられる貴重な機会となった。
約2時間半にわたり行なわれた「バドミントンファミリーデー」。イベントに参加した感想を聞かれた佐藤は、「子どもたちが真剣にアドバイスを聞いてくれて、すぐに実践してくれたことがうれしかったです。今回の経験が成長につながっていけばいいなと思います」と話し、栗原は「みんなすごく楽しそうで、子どものころを思い出して、いい刺激をもらいました」と、今後の活力につながった様子。パートナーの数野も、「楽しい時間を過ごせました。今後は日本で行なわれる唯一の大きな国際大会であるDYJO(ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン/9月19日~24日:東京体育館)で、いい結果を残せるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。
取材・文/バドミントン・マガジン