8月25日に開催された第23回世界選手権(スコットランド・グラスゴー)5日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
男子ダブルス2大会連続のメダル獲得をねらう園田啓悟/嘉村健士は、デンマークの長身ペア、ピーターセン/コールディングと激突。過去3勝4敗の相手に対して、園田/嘉村は前半から堅いレシーブで強打に対応。スピードに乗った攻撃を続けてリズムを作ると、14-10から一気に19-12とリードを広げて第1ゲームを先取した。
第2ゲームも速くて低い展開を軸に、デンマークペアからポイントを奪う。相手の角度ある攻撃に苦しみながらも、先行しながらゲームを進めた。すると、18-18 の接戦で、嘉村が積極的に仕掛けて連続ポイント。20オールでデュースになっても、園田のスマッシュ、嘉村のプッシュで攻め抜き、最後は23-21で接戦に勝利。前回大会で銅メダルを獲得した早川賢一/遠藤大由に続き、男子ダブルスでの2大会連続のメダルを決めた。
▼選手・コーチコメント
嘉村「自分が先に前に入って攻撃のパターンを作れました。園田のスマッシュが決まっていたので、自分が“先に、先に”の形ができた結果だと思います。明日もやることは一緒。ソノカムらしいアグレッシブなプレーをして決勝にいき、金メダルをとれるようにしたいです」
園田「勝負所でしっかり自分たちのプレーができたので、それがよかったと思います。明日の準決勝で全力を出すだけなので、しっかりやっていきたいです」
リオニーコーチ「昨日の試合よりもよかった。今大会で一番いい試合だったと思う。第1ゲームもすごくよくて、第2ゲーム(の前半)はちょっと落ちたけど、そこから負けなかったのがよかったですね」
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士②〔21−13、23−21〕0●ピーターセン/コールディング(デンマーク)55分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部