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【世界選手権】高橋&松友が1時間35分の激戦を制す!<女子ダブルス>

8月24日に開催された第23回世界選手権(スコットランド・グラスゴー)4日目は、各種目3回戦が行なわれた。

日本人対決となった女子ダブルス3回戦。髙橋礼華(写真右)/松友美佐紀と福万尚子/與猶くるみの試合は、1時間35分の大激戦となった。

先に第1ゲームを手にしたのは福万/與猶。持ち味のディフェンスから攻撃につなげてポイントを奪うと、21-18で髙橋/松友にプレッシャーをかける。第2ゲームも13-13と点を奪い合う展開となったが、今度は髙橋/松友が5連続得点で引き離し、1−1のイーブンに戻した。

ファイナルゲームは、長いラリーの中から好機を探り合う、駆け引きの勝負に。前半11−8でリードしたのは福万/與猶だったが、ここから髙橋/松友が7連続ポイントで逆転。しかし、意地を見せる福万/與猶も、福万が鋭い飛び出しでプレッシャーをかけて16-16まで持ち込んだ。

終盤は再び長いラリー展開となったが、抜け出したのは髙橋/松友だった。18-19と苦しい状況でも、攻め急がずに落ち着いてプレー。相手の返球が甘くなった瞬間を見逃さずにポイントを重ね、21-19で逆転勝利。鬼門とされた3回戦の壁を突破し、準々決勝進出を決めた。

▼選手コメント

髙橋「自分たちの中にベスト16の壁があって、ドローを見たときに日本ペアとやるのはすごく嫌だなと思っていました。でも、優勝するためにはどんなペアにも勝たないといけないし、そこで勝てる選手が強い選手だと思うので、しっかり切り替えられたと思います。3ゲーム目の8-11で負けていた場面でも、もしこれがオリンピックだったらと思ってやれたし、そこから逆転できたのはすごくよかったです」

松友「お互い何をするかを十分にわかっている相手だったので、やりづらさはありました。(試合は)相手がすごくいいプレーをしていたので、やりにくいし苦しかったです。もっと自分も頑張らないといけないなと、改めて思いました」

福万(手前)「自分たちがやりたいことは出せたと思いますし、もう1個先があるというのを得られた大会だったと思います。(相手は)レシーブでも攻めるし、上からの球でも攻められるけど、私たちがいっぱいいっぱいになって守りに入っていた。守りに入っても攻めに転じるような配球ができれば、相手の攻めにも余裕を持って対応できたのかなと思います」

與猶「ここまで競れるけども、最後は勝ちきれない、攻めきれないというのが、髙橋/松友だったり、トップとの差かなと思いました。100%に近い力は出せたと思うけど、相手との100%とは違いもあるので、上にいくにはまだまだ積み上げていかないものがあると感じました」

 

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀②〔18−21、21−15、21−19〕1●福万尚子/與猶くるみ95分

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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