8月23日に開催された第47回全国中学校大会(佐賀県・佐賀県総合体育館)2日目は、男女ともに団体戦が行なわれた。22日には団体戦の1回戦が行なわれ、23日は2回戦から決勝までが実施されている。
女子団体決勝は、第1シードの猪苗代(福島)が前回8強の四天王寺(大阪)を2-0で撃破し、前回大会に続く優勝を果たした。
なお、3位には、聖ウルスラ学院英智(宮城)と青森山田(青森)が名を連ねており、東北勢の強さを感じさせる結果となった。
【優勝コメント】
☆齋藤 亘 監督
「決勝までは、エースの中静(朱里)が負けたりと苦戦続きでしたが、その中でいいことを積み重ねて、最後は二つ取りきりました。決勝戦は、ダブルス二つとも第1ゲームを取られ、第2ゲームも崖っぷちの状況から、よく勝負をかけたと思います。(2連覇について)連覇ではなく、その年、その年だと思っています。先輩たちからは、日常生活での取り組みや考え方という部分を受け継いでいる。連覇というより、選手が選手を育てるという伝統が、うちにはあると感じています」
☆中静朱里 主将
「いままで苦しいときも、みんなで頑張ってきたので、すごくうれしいです。今年は自分たち3年生が勝って優勝したいという思いがあって、(準決勝のシングルスは負けてしまったけど)決勝は切り替えて開き直ってやりました。高校に進んだ先輩方からは、『自分たちがいままでやってきたことを出しきるだけ。自信を持ってやれば勝てるから』とメッセージをもらいました。先輩方の思いを背負って連覇できたのは、すごくうれしいです」
▼準々決勝
猪苗代(福島) 2-0 総社西(岡山)
聖ウルスラ学院英智(宮城) 2-1 高岡西部(富山)
青森山田(青森) 2-0 帯広第一(北海道)
四天王寺(大阪) 2-0 柳井(山口)
▼準決勝
猪苗代 2-1 聖ウルスラ学院英智
四天王寺 2-1 青森山田
▼決勝
猪苗代 2-0 四天王寺
廣上瑠依/山浦波瑠 打切り 兒玉亜依/神山和奏
中静朱里 2-0 杉山明日香
杉山 薫/小野涼奈 2-1 坂中琴音/山岸葉月
※3面展開で同時に試合がスタートしたため、勝負がついた時点で第1複は打切りに
※準々決勝以上を掲載
24日は、個人男女ダブルス・シングルスの2回戦から準々決勝が佐賀県総合体育館で行なわれる(1回戦は23日に実施)。試合開始時間は9時を予定。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部