【世界選手権】遠藤&渡辺は快勝! 保木&小林はファイナルGでの辛勝!<2日目ダイジェスト>

8月22日に開催された第23回世界選手権(スコットランド・グラスゴー)2日目は、各種目1・2回戦が行なわれた。ここでは男子シングルス、ダブルスのダイジェストをお伝えしよう。

 

【男子シングルス】

世界選手権

初戦から世界ランク3位、リオ五輪・銅メダリストのビクター・アクセルセン(デンマーク)と激突した上田拓馬(上写真)。強敵を相手に厳しい戦いが予想されたが、第1ゲームは上田が先制する。「1ゲーム目は中盤まで我慢できたし、後半は自分がスピードを上げて勝つことができた」(上田)

第2ゲームは、一気にスピードを上げたアクセルセンが奪い返したが、ファイナルゲームは再び上田がねばり強く戦い8-11。しかし、「後半は長いラリーが増えてしまい、先に自分の足が止まってしまった」と上田。圧力ある攻撃に耐え続けた体の消耗は激しく、インターバル以降はアクセルセンに点差を離されると、最後は13-21で敗戦。惜しくも初戦突破はならなかった。

 

【男子ダブルス】

世界選手権

前回の2015年大会では、早川賢一とのペアで銅メダルを獲得した遠藤大由(上写真/右)が、渡辺勇大とのペアで出場。1回戦の相手はインドの若手ペア。長身で角度あるスマッシュを得意とするインドペアに対し、「相手は緊張していた感じがあったので、メンタル的にはこちら側が優位に立って進められた」と遠藤。

第1ゲームは、相手の攻撃を落ち着いて対処した日本ペアが21-8で先制。「ディフェンスから自分が前に入れたので、いい形で連続ポイントや、連続の強打ができたと思います」と渡辺が話すように、ドライブ合戦では主導権を握ってポイントを重ねた。第2ゲームも、前半の流れを渡さなかった遠藤/渡辺がそのまま抜け出し、2−0で快勝。メダル獲得に向けて上々のスタートをきった。

 

世界選手権

世界ランキングでは日本3番手に位置する保木卓朗/小林優吾(上写真/右)は、香港の1番手ペアと対戦。「出だしは緊張しました」と保木がいうように、なかなかエンジンがかからなかった日本ペア。第1ゲームを20-22で落として苦しい状況となったが、第2ゲーム以降は小林が奮起。「保木が声をかけてくれたり、リオニーさんのアドバイスなどで自分を取り戻すことができた」(小林)。

すると、激しい打ち合いを21-19で制す。ファイナルゲームは相手のミスも重なり、先に抜け出した保木/小林がそのまま勝利。強敵を下し2回戦進出を決めている。

 

【男子シングルス】

▼1回戦

上田拓馬●1〔21−17、6−21、13−21〕②ビクター・アクセルセン(デンマーク)61分

 

▼1回戦

遠藤大由/渡辺勇大②〔21−8、21−12〕0●シェティ/ランキレッディ(インド)32分

保木卓朗/小林優吾②〔20−22、21−19、21−14〕1●李晉熙/羅卓謙(香港)53分

 

▼2回戦

遠藤大由/渡辺勇大 − 張楠/劉成(中国)

井上拓斗/金子祐樹 − 保木卓朗/小林優吾

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2017/08/23
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