8月3日から6日まで、ヨネックス/K&Dグラフィックス国際シリーズ(アメリカ・カルフォルニア/IS)が開催された。この大会レベルは下から2番目。日本の若手選手らが出場する国際チャレンジ(IC)よりも低いレベルのため、上位進出しても世界ランキングの高ポイントは手にすることができない。
日本からは、男子シングルスの桃田賢斗が出場した。国際舞台から1年以上も離れていた桃田は、今年7月のカナダOP(GP)で海外大会に復帰。その大会では準優勝に終わったものの、世界の頂点に向けて新たにスタートをきることができた。
復帰2戦目となる今回も、世界ランキングポイントが少ないため予選からの登場だったが、試合は行なわれず本戦1回戦が最初の試合となった。桃田はその初戦で地元のアメリカ選手を下すと、続く2回戦でペルー、3回戦でカナダ選手に連勝。準決勝もインド選手に12本、11本で快勝すると、決勝では2016年リオ五輪にも出場したグアテマラのケビン・コルドンを21-7、21-15で退け優勝。世界ランキングの2500ポイントを獲得した。
【男子シングルス】
桃田賢斗…優勝
◆大会レベル別・優勝ポイント
1 世界選手権・五輪…12000ポイント
2 SSP・SSF…11000ポイント
3 SS…9200ポイント
4 GPG…7000ポイント
5 GP…5500ポイント
6 IC…4000ポイント
7 IS…2500ポイント
8 FS…1700ポイント
※各大会のレベルで桃田が今回獲得した2500ポイントに近い成績は、SSP1回戦敗退でも2660ポイント、GPGベスト16で2750ポイント、ICベスト4で2800ポイント
SSP…スーパーシリーズプレミア
SSF…スーパーシリーズファイナル
GPG…グランプリゴールド
IC…インターナショナル(国際)チャレンジ
IS…インターナショナル(国際)シリーズ
FS…フューチャーシリーズ
文/バドミントン・マガジン編集部