8月2日、大会4日目を迎えた山形インターハイは、男女ともに個人シングルスの1回戦から準々決勝までが行なわれた。ここでは、新庄市体育館と尾花沢市文化体育施設「サルナート」で開催された女子のダイジェストをお伝えする。
<ダイジェスト>
女子シングルスは、高校選抜ではノーシードから頂点に立った鈴木ゆうき(聖ウルスラ学院英智)が序盤から2−0の快勝で勝ち上がる。しかし、準々決勝では西武台千葉の1年生・栗原あかりに対して、第1ゲームを18−21で落とすなど苦戦。それでも鈴木は、持ち味のカットやスマッシュで得点を重ねはじめると、第2ゲームは18本、ファイナルゲームは7本に抑えて準決勝進出を決めた。鈴木は「優勝したいです。明日は相手のレベルも上がるけど、自信を持って戦いたいと思います」と春夏制覇に意欲を見せた。
そして、高校選抜で鈴木と決勝を争った林樂(埼玉栄)は、第2シードから順調に勝ち上がると、準々決勝では優勝候補の一角・水津優衣にもストレート勝ち。前日に行なわれたダブルスとの2種目で準決勝進出を果たし、埼玉栄を引っ張ってきた3年生エースが、最後の夏に2冠の可能性を残した。
ふたば未来学園からは、団体優勝に貢献した髙橋明日香と水井ひらりが揃って準決勝に。ナショナルB代表の髙橋はもちろん、水井も2年生ながら全日本ジュニア3位の実績を持っており、優勝の可能性は充分にあるだろう。
大会最終日となる8月3日は、男女でダブルスとシングルスの準決勝と決勝が行なわれる。
◆女子シングルス準決勝の対戦カード(3日)
鈴木ゆうき(聖ウルスラ学院英智)— 水井ひらり(ふたば未来学園)
髙橋明日香(ふたば未来学園)— 林 樂(埼玉栄)
取材・文/吉井信行