8月1日に開催された山形インターハイは大会3日目を迎え、男子ダブルス1回戦~準々決勝が小真木原総合体育館と鶴岡市藤島体育館で、女子団体1回戦~準々決勝が新庄市体育館と尾花沢市文化体育施設「サルナート」で行なわれ、それぞれベス4が出そろった。ここでは男子ダブルスのダイジェストをお伝えしよう。
男子ダブルス・準々決勝までの結果は こちら
【ダイジェスト】
男子ダブルスは、春の高校選抜で頂点に立った金子真大/久保田友之祐(ふたば未来学園)と、同大会2位の中山裕貴/緑川大輝(埼玉栄)が順当にベスト4入りを果たした。ただ、金子/久保田は3回戦でやや苦戦。気迫あふれるプレーを見せる村本竜馬/辻凌也(瓊浦)に対し、勝負はファイナルゲームへともつれ込んだ。しかし、ここから王者が本領を発揮。試合前、「挑戦者の気持ちを忘れずに戦いたい」(金子)と話していた二人は声を出して攻め立てると、わずか11本で突き放すことに成功。続く4回戦と準々決勝は、抜群の攻撃力で相手を寄せつけなかった。
団体優勝校のふたば未来からは、山田尚輝/筑後恵太も準決勝進出を決めた。3回戦では強豪・比叡山のエースペアに2-1と接戦だったものの、準々決勝では四つ角シードの田中湧士/森田新太郎(八代東)を16本、18本で勝利。サービスまわりから果敢に攻め込み、攻撃のリズムをつかんでいった。「引かずにプレーできた」と山田。最終日に向けては、「しっかり決勝に上がって、金子/久保田を倒したい」(筑後)と意気込んでいる。
また、混戦が予想された左下のヤマからは、神戸村野工の友金利玖斗/河野匠真が抜け出し、準決勝の切符をゲット。準々決勝では埼玉栄の川端直人/大林拓真を破った小本大佑/福嶋壮太(八代東)と対峙すると、ねばる相手を2-0で振りきった。
なお、団体戦に続いて注目を集めた1年生の奈良岡功大(浪岡)は、同い年の武藤映樹とのペアで上位進出をめざしたが、名古屋経済大市邨のエースペア・村瀬康之介/酒井瑚大に敗れて3回戦で姿を消している。
明日の8月2日は、男女の個人戦シングルスが1回戦から準々決勝まで行なわれる。
◆男子ダブルス準決勝の対戦カード(3日)
金子真大/久保田友之祐(ふたば未来学園) − 友金利玖斗/河野匠真(神戸村野工)
山田尚輝/筑後恵太(ふたば未来学園) − 中山裕貴/緑川大輝(埼玉栄)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部