6月29日、BWF(世界バドミントン連盟)発表の世界ランキングが更新された。
女子シングルスでは、山口茜が三つ順位を上げて2位に。3月30日以来となる自己最高位についた。オーストラリアOP決勝で山口を倒した奥原希望が、4ランクアップの8位に浮上。世界選手権に向けて調子を上げているようだ。その他の日本人選手では、オーストラリアOP8強の髙橋沙也加が13ランクアップの37位と順位を大幅に上げている。
男子シングルスは、孫完虎(韓国)の首位は変わらず。インドネシアOP、オーストラリアOPと立て続けに優勝しているスリカンス・キダムビ(インド)が3ランクアップの8位、李炫一(韓国)が3ランクアップの11位に浮上した。日本人選手トップは坂井一将(32位)で変わらず。二番手は坂井と1575ポイント差の常山幹太(37位)。上田拓馬が7ランクアップの51位につけている。
女子ダブルスは、髙橋礼華/松友美佐紀が1位をキープ。一時点差が接近していた2位のリターユール/ペデルセン(デンマーク)との差を、4585ポイントに広げた。日本人二番手の米元小春/田中志穂は6位をキープ。福島由紀/廣田彩花は一ケタの9位に浮上。11位の福万尚子/與猶くるみと4ペアが世界選手権出場を決めており、さらに順位を上げていきたい。
男子ダブルスは、オーストラリアOP優勝の園田啓悟/嘉村健士が一つ順位を上げて4位に浮上。保木卓朗/小林優吾(19位)、井上拓斗/金子祐樹(22位)、遠藤大由/渡辺勇大(27位)と、男子も4ペアが世界選手権出場。いい位置で大会を迎えるため、一つでも順位を上げたいところだ。
上位に順位変動がなかった混合ダブルスでは、数野健太/栗原文音が14位をキープ。渡辺勇大/東野有紗は一つ順位を落として20位に。高階知也/江藤理恵(68位)に続き、スーパーシリーズに出場している小林優吾/松友美佐紀が51ランクアップの87位と100位圏内に入ってきた。
文/バドミントン・マガジン編集部