6月22日に開催されたスーパーシリーズ第6戦オーストラリアOP(シドニー・SS)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
日本選手は5種目中4種目でベスト8に進出。女子シングルスは山口茜がシンガポール選手に快勝したほか、髙橋沙也加が世界ランク7位の何冰嬌(中国)を2−0のストレートで撃破。SSでは昨年のヨネックスOPジャパン以来となる準々決勝進出を決めた。日本人対決となった奥原希望と三谷美菜津の試合は、奥原が12本、10本で制して8強入り。中国の若手選手と対戦した大堀彩は19本、18本で敗れている。
女子ダブルスは、髙橋礼華/松友美佐紀が香港ペアを下して準々決勝に進んだほか、米元小春/田中志穂もインドペアをファイナル勝負で制し8強入り。福島由紀/廣田彩花と栗原文音/東野有紗の日本ペア同士の対決は、福島/廣田がストレートで勝利。韓国ペアと対戦した福万尚子/與猶くるみは、0−2で敗れベスト8入りはならなかった。
男子ダブルスは、井上拓斗/金子祐樹が地元ペアに勝利。園田啓悟/嘉村健士はトナミ運輸の後輩・保木卓朗/小林優吾にストレートで勝利し、インドネシアOPに続く準々決勝進出を果たした。遠藤大由/渡辺勇大は、韓国ペアとファイナルゲームまでもつれたが、最後は20-22で敗れ8強入りはならなかった。
混合ダブルスは小林優吾/松友美佐紀が世界ランク10位で、スディルマン杯にも出場したマレーシアのタンKM/ライPJを2−0で抑えて準々決勝へ。数野健太/栗原文音は中国ペアに敗戦。また、男子シングルスの常山幹太も、中国選手にストレートで屈し、準々決勝には進めなかった。
日本選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
常山幹太●0〔13−21、18−21〕②石宇奇(中国)45分
【女子シングルス】
大堀 彩●0〔19−21、18−21〕②陳雨菲(中国)42分
山口 茜②〔21−14、21−15〕0●イェオ・ジャミン(シンガポール)27分
髙橋沙也加②〔21−14、21−17〕0●何冰嬌(中国)38分
奥原希望②〔21−12、21−10〕0●三谷美菜津31分
▼準々決勝
奥原希望 ー 髙橋沙也加
山口 茜 ー 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
井上拓斗/金子祐樹②〔21−8、21−10〕0●チェン/タン(オーストラリア)22 分
園田啓悟/嘉村健士②〔21−17、21−8〕0●保木卓朗/小林優吾31分
遠藤大由/渡辺勇大●1〔15−21、21−11、20−22〕②催率圭/金德永(韓国)66分
▼準々決勝
井上拓斗/金子祐樹 ー タンBH/セティアワン(マレーシア/インドネシア)
園田啓悟/嘉村健士 ー 陳宏麟/王齊麟(台湾)
【女子ダブルス】
米元小春/田中志穂②〔18−21、21−18、21−13〕1●ポンナッパ/レッディー(インド)65分
福島由紀/廣田彩花②〔21−16、21−9〕0●栗原文音/東野有紗46分
福万尚子/與猶くるみ●0〔6−21、10−21〕②柳海媛/金慧麟(韓国)39分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−9、21−15〕0●潘楽恩/謝影雪(香港)38分
▼準々決勝
髙橋礼華/松友美佐紀 ー 米元小春/田中志穂
福島由紀/廣田彩花 ー 張藝娜/李紹希(韓国)
【混合ダブルス】
数野健太/栗原文音●0〔10−21、21−23〕②王懿律/黄東萍(中国)39分
小林優吾/松友美佐紀②〔21−16、23−21〕0●タンKM/ライPJ(マレーシア)43分
▼準々決勝
小林優吾/松友美佐紀 ー 鄭思維/陳清晨(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部