6月21日に開催されたスーパーシリーズ第6戦オーストラリアOP(シドニー・SS)2日目は、各種目1回戦が行なわれた。
日本選手は、男子シングルスに常山幹太と予選を勝ち抜いた上田拓馬が出場。常山は台湾選手を2−0で下し2回戦に進出したものの、上田はマレーシア選手に18本、19本で屈し1回戦を勝ち抜くことはできなかった。
6選手が登場した女子シングルスは、先週のインドネシアOPを制した佐藤冴香が、1回戦からリオ五輪銀メダリストのシンデュ・P.V.(インド)と対戦。お互いに1ゲームを奪いあった後のファイナルゲームも、11オールの接戦に。しかし、ここからシンデュが7連続得点で大きく引き離すと、猛追する佐藤を振り切って勝利。佐藤は2大会連続の上位進出はならなかった。
また、奥原希望も初戦からリオ五輪金メダリストのキャロリーナ・マリーン(スペイン)と対戦した。第1ゲームを21-12で奥原が制すると、第2ゲームはシーソーゲムとなった競り合いを21-19でモノにして勝利。ライバルを下した奥原が2回戦に進出した。そのほか、山口茜、髙橋沙也加、三谷美菜津、大堀彩も白星をあげている。
男子ダブルスは出場した4ペアがそれぞれ勝利。井上拓斗/金子祐樹が、マレーシアのエースダブルス・ゴーVS/タンWKをファイナルゲーム13本で下している。女子ダブルスも米元小春/田中志穂、福万尚子/與猶くるみが2−0で快勝して2回戦に進んだ(髙橋礼華/松友美佐紀、福島由紀/廣田彩花は2回戦から登場)。
混合ダブルスは、数野健太/栗原文音、小林優吾/松友美佐紀が勝ち星をあげたが、渡辺勇大/東野有紗はインドネシアの強敵・ジョルダン/スサントに敗れて2回戦進出はならなかった。
日本選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
常山幹太②〔23−21、21−19〕0●王子維(台湾)52分
上田拓馬●0〔18−21、19−21〕②ズルファダリ・ズルフキフリ(マレーシア)55分
▼2回戦
常山幹太 − 石宇奇(中国)
【女子シングルス】
佐藤冴香●1〔17−21、21−14、18−21〕②シンデュ・P.V.(インド)65分
大堀 彩②〔21−11、21−15〕0●ナタリア・コッホ・ローデ(デンマーク)33分
奥原希望②〔21−12、21−19〕0●キャロリーナ・マリーン(スペイン)47分
山口 茜②〔21−16、21−9〕0●江美慧(台湾)27分
髙橋沙也加②〔21−17、21−12〕0●ミシェル・リー(カナダ)36分
三谷美菜津②〔21−13、21−17〕0●許雅晴(台湾)28分
▼2回戦
大堀 彩 − 陳雨菲(中国)
山口 茜 − イェオ・ジャミン(シンガポール)
髙橋沙也加 − 何冰嬌(中国)
奥原希望 − 三谷美菜津
【男子ダブルス】
保木卓朗/小林優吾②〔21−16、21−14〕0●スパク/パキン(タイ)28分
園田啓悟/嘉村健士②〔22−20、21−6〕0●アットリ/レッディ(インド)34分
遠藤大由/渡辺勇大②〔13−21、21−17、21−19〕1●プラタマ/スワルディ(インドネシア)56分
井上拓斗/金子祐樹②〔16−21、21−13、21−13〕1●ゴーVS/タンWK(マレーシア)49分
▼2回戦
井上拓斗/金子祐樹 − チェン/タン(オーストラリア)
園田啓悟/嘉村健士 − 保木卓朗/小林優吾
遠藤大由/渡辺勇大 − 催率圭/金德永(韓国)
【女子ダブルス】
福万尚子/與猶くるみ②〔21−16、21−16〕0●サプシリー/プティタ(タイ)44分
米元小春/田中志穂②〔21−9、21−5〕0●ホー/クミアワン(オーストラリア)24分
▼2回戦
米元小春/田中志穂 − ポンナッパ/レッディー(インド)
福島由紀/廣田彩花 − 栗原文音/東野有紗
福万尚子/與猶くるみ − 柳海媛/金慧麟(韓国)
髙橋礼華/松友美佐紀 − 潘楽恩/謝影雪(香港)
【混合ダブルス】
小林優吾/松友美佐紀②〔21−17、21−14〕0●Wai Chun Hugo Lueng/Ho Ki (Verena) Chim(オーストラリア)23分
保木卓朗/廣田彩花●1〔21−14、19−21、14−21〕②チャンPS/チェアYS(マレーシア)67分
数野健太/栗原文音②〔21−15、24−22〕0●サラシング/マパサ(オーストラリア)38分
渡辺勇大/東野有紗●0〔11−21、19−21〕②ジョルダン/スサント(インドネシア)38分
▼2回戦
数野健太/栗原文音 − 王懿律/黄東萍(中国)
小林優吾/松友美佐紀 − タンKM/ライPJ(マレーシア)
文/バドミントン・マガジン編集部