6月8日、BWF(世界バドミントン連盟)発表の世界ランキングが更新された。
男子シングルスは先週の世界ランキングで1位に返り咲いたリー・チョンウェイ(マレーシア)が3位に転落。昨年優勝したインドネシアOPのポイント(SSP=11000P)が消滅したことで、首位を明け渡すことになった。
かわってトップに躍り出たのが孫完虎(韓国)だ。スディルマン杯期間中の5月25日付で一度首位に就いているが、再びその席に座ることになった。2位には、前回から一つ順位をあげたビクター・アクセルセン(デンマーク)が入った。わずか1000P差で、孫完虎の背中を追う。
日本勢は常山幹太が2ランクアップの36位に。武下利一、西本拳太が大幅に順位を落としている。
男子ダブルスでは、好調をキープするギデオン/スカムルジョ(インドネシア)が首位を守った。デンマークのベテラン・ボー/モーゲンセンが2位、中国の李俊慧/劉雨辰(中国)が3位につけている。
日本は園田啓悟/嘉村健士が6位から5位に浮上。2番手にはソノカムのトナミ運輸の後輩・保木卓朗/小林優吾が続く。遠藤大由/渡辺勇大が一つ順位を上げて30位となり、日本ユニシスの井上拓斗/金子祐樹(21位)に7000ポイント差と詰めてきた。
女子シングルスは上位陣に変動なく、戴資穎(台湾)が2位のキャロリーナ・マリーン(スペイン)に17000P差を付けて首位を走る。3位にはシンデュ・P.V.(インド)。日本最高位につけている山口茜は4位をキープしている。
そのほかの日本勢は、奥原希望が13位、大堀彩が19位と、それぞれ4ランクダウン。16〜19位の中に、峰歩美、佐藤冴香、三谷美菜津、大堀彩と日本人4人が並んでいる。
女子ダブルスも上位陣に変動なく、髙橋礼華/松友美佐紀が首位を守った。しかし、チョンウェイ同様、昨年のインドネシアOP優勝ポイントが消えたため、2位のリターユール/ペデルセン(デンマーク)との差は約1200Pまで詰まっている。
日本勢は、米元小春/田中志穂(8位)、福万尚子/與猶くるみ(9位)、福島由紀/廣田彩花(14位)が上位に位置しているが、これまで5番手にいた松本麻佑/永原和可那が10ランクダウンの55位に後退。替わって櫻本絢子/髙畑祐紀子が四つ順位を上げて45位となった。
混合ダブルスでは、王国・中国が1〜3位を独占。鄭思維/陳清晨、魯愷/黄雅瓊、張楠/李茵暉が上から並んでいる。日本勢は数野健太/栗原文音が13位、渡辺勇大/東野有紗が22位と順位に変動はなかった。
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