5月26日に開催されたスディルマンカップ(オーストラリア・ゴールドコースト)6日目は、グループ1の決勝トーナメント準々決勝などが行なわれた。グループ1の準々決勝は、日本VSマレーシア、中国VSインドの2試合。ここでは中国とインド戦をダイジェストで紹介しよう。
◆中国VSインド
スディルマンカップ6連覇中の中国は、予選Aリーグを首位で通過。準々決勝は、予選Dを勝ち抜いたインドと対戦した。
第1試合に組まれた混合ダブルス。中国は全英王者の魯愷/黄雅瓊を起用すると、インドは予選のインドネシア戦でアーマド/ウィジャジャを下したランキレッディ/ポンナッパのペアで勝負をかけた。
第1ゲームは、16歳長身のランキレッディのアタックや、ポンナッパの巧みな球さばきに魯愷/黄雅瓊がうまく対応できず、インドペアが先制。しかし、第2ゲームは球筋に慣れた中国ペアがペースを掌握し始めると、1−1に戻した後のファイナルゲームも、ねばるインドペアを振り切って勝利。中国が先制した。
第2試合・男子シングルスのリオ五輪金メダリストの諶龍がコートに立つと、インドのスリカンス・キダムビを寄せ付けないプレーで得点を重ね、2−0のストレートで完勝。「今日は相手がインドの強い選手だったので、自分もいいプレーができた。とくに第2ゲームはよかった」と、21-16、21-17のスコア以上に、余裕のある試合運びをみせていた。
この勝利で2−0とした中国。続く第3試合の男子ダブルスに起用された張楠/趙蕓蕾は、若手のシェティ/ランキレッディを9本11本で一蹴。「我々より先に行なわれた2試合が勝ってくれたので、プレッシャーなく試合をすることができた」(傅海峰)。
中国が王者の貫禄を示して準決勝進出を決めた。
▼準々決勝
中国 3−0 インド
魯愷/黄雅瓊②〔16−21、21−13、21−16〕1●シェティ/ランキレッディ63分
諶龍②〔21−16、21−17〕0●スリカンス・キダムビ48分
傅海峰/張楠②〔21−●、21−●〕0●シェティ/ランキレッディ29分