5月24日に開催されたスディルマンカップ(オーストラリア・ゴールドコースト)4日目は、各グループの予選リーグが行なわれた。
グループ1の後半の部は日本とマレーシア、デンマークとインドネシアが対戦した(日本とマレーシア戦の記事はこちら)。
インド、デンマーク、インドネシアの強豪3チームが揃ったグループDは、すでにインドが2試合を終えて1勝1敗。デンマークが1勝、インドネシアが1敗という状況で、2チームが激突した。インドネシアは5−0または4−1で勝てば、決勝トーナメント進出の可能性を残しており、なんとしても白星をつかみたいところ。
その第1試合は、混合ダブルスに出場したヨルダン/スサントが、デンマークのニールセン/ペデルセンに12本、13本で勝利し、幸先良いスタートを切った。すると、第2試合に出場したアンソニー・ギンティンが奮起。ビクター・アクセルセンに対して第1ゲームを奪われたが、第2・3ゲームをねばり強く戦い逆転勝利! インドネシアが一気に王手をかけた。
男子ダブルスはボー/モーゲンセンとギデオン/スカムルジョの好カード。よい流れをつなげたいインドネシアペアは、第1ゲームに連続アタックで畳み込み先制パンチ。その勢いのまま勝ち星をあげるかと思われたが、ここはベテランのデンマークペアの老獪な試合運びが光る。第2・3ゲームはどちらもインドネシアペアに先行される状況だったが、じわじわと点差を詰めると、最後は逆転に成功して大接戦をモノにした。
これで自力での予選通過が消えたインドネシア。女子シングルスのフィトリアニが、ファイナル勝負に競り勝ってインドネシアの勝利を決めるも、決勝トーナメントの望みは最終試合・女子ダブルスの勝ち方で決定。しかし、インドネシアのポリイ/ラハユは、デンマークのリターユール/ペデルセンとの70分の激戦に敗れ、万事休す。インドネシアは3−2で勝利したものの、予選リーグ敗退が決まり、デンマーク、インドが決勝トーナメント進出となった。
各グループ予選リーグの結果(後半の部)は以下の通り。
【グループ1】
◆予選リーグC
日本(2勝) 3−2 マレーシア(1勝1敗)
※日本とマレーシアが決勝トーナメント進出
◆予選リーグD
インドネシア(1勝1敗) 3−2 デンマーク(1勝1敗)
※デンマークとインドが決勝トーナメント進出
【グループ2】
◆予選リーグA
ベトナム(3勝)4−1スコットランド(1勝2敗)
◆予選リーグB
アメリカ(1勝2敗) 3−2 オーストリア(3敗)