4月29日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本は女子シングルスの山口茜、女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士が準決勝に進出。
女子シングルスの山口は中国の若手・何冰嬌と対戦すると、第1ゲームを15本で奪取。第2ゲームは相手に11-17とリードを許す展開となったが、ここから山口が猛追。相手のミスが増えた好機を逃さなかった山口が8連続得点で逆転に成功し、決勝進出を決めた。
女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀は、韓国の張藝娜/李紹希と激突。第1ゲームを14本に抑えた髙橋/松友は、第2ゲームも10本に封じてストレートで快勝。世界ランク1位の実力を示して決勝へと勝ち進んでいる。
昨年のアジア選手権でも準決勝に進んでいる園田啓悟/嘉村健士は、中国の李俊慧/劉雨辰と対戦。長身ペアに対して第1ゲームを失うも、第2ゲームは園田/嘉村が21−13で奪い返す。ファイナルゲームは中国ペアに先行される苦しい展開となり、後半に点差を詰めたが逆転はならず。接戦で敗れた園田/嘉村はベスト4に終わった。
そのほかの準決勝は、男子シングルスでリー・チョンウェイ(マレーシア)と林丹(中国)が対戦。堅い守備から好リズムを作った林丹が、チョンウェイを2−0のストレートで抑えて決勝へ。もう一方のヤマからは諶龍(中国)が勝ち上がり、決勝は中国のトップ対決となった。
女子シングルスはSS&SSファイナルで5大会連続優勝中の戴資穎(台湾)が白星をつかみ、山口とのファイナル決戦へ。男子ダブルスは李俊慧/劉雨辰と王懿律/黄凱祥の中国対決となった。女子ダブルスは韓国の柳海媛/金慧麟が髙橋/松友と頂上決戦に。混合ダブルスは、近況好調のタイペアと中国の魯愷/黄雅瓊が激突する。
準決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
林丹(中国)②〔21−13、21−15〕0●リー・チョンウェイ(マレーシア)52分
諶龍(中国)②〔21−19、21−15〕0●石宇奇(中国)46分
▼決勝
林丹(中国) − 諶龍(中国)
【女子シングルス】
戴資穎(台湾)②〔21−8、21−16〕0●李張美(韓国)33分
山口 茜②〔21−15、21−19〕0●何冰嬌(中国)43分
▼決勝
戴資穎(台湾) − 山口茜
【男子ダブルス】
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔21−15、13−21、21−18〕1●園田啓悟/嘉村健士60分
王懿律/黄凱祥(中国)②〔21−16、21−19〕0●洪煒/柴飈(中国)29分
▼決勝
李俊慧/劉雨辰(中国) − 王懿律/黄凱祥(中国)
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−14、21−10〕0●張藝娜/李紹希(韓国)43分
柳海媛/金慧麟(韓国)②〔21−13、21−17〕0●黄東萍/李茵暉(中国)52分
▼決勝
髙橋礼華/松友美佐紀 − 柳海媛/金慧麟(韓国)
【混合ダブルス】
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−19、21−16〕0●王懿律/黄東萍(中国)44分
魯愷/黄雅瓊(中国)②〔21−10、21−19〕0●李晉熙/周凱華(香港) 38分
▼決勝
デチャポル/サプシリー(タイ) − 魯愷/黄雅瓊(中国)