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【SSP】福島由紀&廣田彩花が中国ペアを退けSS初制覇!<マレーシアOP>

4月9日に開催されたスーパーシリーズ第3戦・マレーシアOP(クチン・SSプレミア)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。

福島由紀/廣田彩花(右)

日本は女子ダブルスの福島由紀/廣田彩花が、SSの舞台で初めて決勝に進出した。相手は過去にSS優勝の実績がある中国の湯金華/黄雅瓊。準決勝では韓国の張藝娜/李紹希を下して、決勝まで勝ち進んだ。

第1ゲームは日本ペアが先制。お互いに主導権を譲らず17−17としたが、ここから一気に攻め立てた福島/廣田が抜け出した。第2ゲームは中盤で点差を広げた中国ペアが奪って1−1のイーブンに戻すと、勝負の行方はファイナルゲームへ。すると、中国ペアの出足が鈍った瞬間を見逃さなかった日本ペアが、序盤からペースを掌握し9−4。一時13-12と追い上げられたが、福島/廣田はここから8連続得点で勝負をつけ、見事初優勝を達成! 米元小春/田中志穂が前週のインドOPを制したのに続き、日本ペアが2大会連続でSS制覇を成し遂げた。

福島由紀(右)/廣田彩花

 

男子シングルスは、リオ五輪以来となった林丹(中国)とリー・チョンウェイ(マレーシア)のレジェンド対決。世界が注目する試合は、地元Vをめざすチョンウェイが、第1ゲームをリードしながら試合を進める。後半は19−15とし、チョンウェイがそのまま先制かと思われたが、林丹がここから猛追。4連続得点で同点にすると、さらに勢いを加速させ21-19で逆転に成功した。

なんとかリズムを取り戻したいチョンウェイだったが、第2ゲームは林丹が先行。チョンウェイも食らいついて8−8としたが、ここから林丹が6連続得点で大量リード。そして、その後もラリーの主導権を渡さなかった林丹が、21-14でチョンウェイを封じ、SSでは昨年の全英OP以来の優勝を飾った。

表彰を受けるリー・チョンウェイ(左)と林丹

 

女子シングルスは、3月の全英OPを制している戴資穎(台湾)が、リオ五輪金メダリストのキャロリーナ・マリーン(スペイン)をファイナル勝負の末に下してV達成。中国対決となった混合ダブルスは、若手エースとして活躍する鄭思維/陳清晨が、先輩の魯愷/黄雅瓊を2−0のストレートで退け、昨年のSSファイナル以来の頂点獲りに成功した。

戴資穎(台湾)
鄭思維/陳清晨(右)

 

最終日の最終試合に組まれた男子ダブルス。決勝は全英OPとインドOPを制して絶好調のギデオン/スカムルジョ(インドネシア)と、リオ五輪金メダリストの傅海峰と若手の鄭思維ペアが激突。試合はお互いに1ゲームを分け合ったあとのファイナルゲーム、ギデオン/スカムルジョが前半から攻勢をかけてリードを広げると、手綱を最後まで緩めずそのままV達成。SS3連勝を飾った。

 

決勝の結果は以下の通り。

 

【男子シングルス】

▼決勝

林丹(中国)②〔21−19、21−14〕0●リー・チョンウェイ(マレーシア)55分

林丹(中国)
リー・チョンウェイ(マレーシア)

 

【女子シングルス】

▼決勝

戴資穎(台湾)②〔23−25、22−20、21−13〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)85分

キャロリーナ・マリーン(スペイン)

 

【男子ダブルス】

▼決勝

ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)②〔21−14、14−21、21−12〕1●傅海峰/鄭思維(中国)41分

 

【女子ダブルス】

▼決勝

福島由紀/廣田彩花②〔21−17、18−21、21−12〕1●湯金華/黄雅瓊(中国)72分

 

【混合ダブルス】

▼決勝

鄭思維/陳清晨(中国)②〔21−15、21−18〕0●魯愷/黄雅瓊(中国)37分

魯愷/黄雅瓊(左)
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