4月1に開催されたスーパーシリーズ第2戦・インドOP(ニューデリー)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本勢は女子シングルスの山口茜、女子ダブルスの米元小春/田中志穂、福島由紀/廣田彩花、福万尚子/與猶くるみが登場した。3月上旬の全英OPで4強に入った山口は、リオ五輪金メダリストのキャロリーナ・マリーン(スペイン)と対戦。第1ゲームを16本で落とした山口は、第2ゲームでも中盤以降に突き放されて0−2で敗戦。惜しくも決勝を逃したものの、全英OPに続き2大会連続でベスト4の好成績を残している。
女子ダブルスの米元/田中は、リオ五輪銅メダリストで世界ランク3位の鄭景銀/申昇瓚(韓国)と激突。第1ゲームを奪った日本ペアだったが、第2ゲームは19-21で失い、勝負の行方はファイナルゲームへ。すると、ここで奮起した米元/田中が、20オールの接戦を先に抜け出して勝利。SSで初の決勝進出を決めた。
もう一方のヤマでは、福島由紀/廣田彩花と福万尚子/與猶くるみの日本&再春館製薬所同士の対決に。ここで勝利をつかんだのは、チームの先輩である福万/與猶。勢いのある若手を16本、13本に抑え、2年連続でインドOP決勝進出を果たしている。
そのほかでは、男子シングルス決勝にはビクター・アクセルセン(デンマーク)と周天成(台湾)が進出。男子ダブルスは今年の全英覇者であるフェルナルディ・ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)と、同胞のプラタマ/スワルディが優勝を争う。
女子シングルスは、SSで久々の優勝をねらうマリーンと、準決勝を競り勝ったシンデュ・P.V.(インド)が決勝で激突。リオ五輪の金銀メダリストによる豪華な競演となる。また、混合ダブルスは中国のエース格として活躍する魯愷/黄雅瓊と、準決勝でキケン勝ちとなった鄭思維/陳清晨の先輩後輩同士が対戦する。
準決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−12、21−13〕0●伍家朗(香港)29分
周天成(台湾)②〔21−17、21−14〕0●アンダース・アントンセン(デンマーク)46分
▼決勝戦
ビクター・アクセルセン − 周天成
【女子シングルス】
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−16、21−14〕0●山口茜40分
シンデュ・P.V.(インド)②〔21−18、14−21、21−14〕1●成池鉉(韓国)76分
▼決勝戦
キャロリーナ・マリーン − シンデュ・P.V.
【男子ダブルス】
▼準決勝
フェルナルディ・ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)②〔21−14、18−21、21−9〕1●ピーターセン/コールディング(デンマーク)50分
プラタマ/スワルディ(インドネシア)②〔21−16、13−21、21−16〕1●李俊慧/劉雨辰(中国)46分
▼決勝戦
ギデオン/スカムルジョ − プラタマ/スワルディ
【女子ダブルス】
▼準決勝
福万尚子/與猶くるみ②〔21−16、21−13〕0●福島由紀/廣田彩花39分
米元小春/田中志穂②〔21−16、19−21、24−22〕1●鄭景銀/申昇瓚(韓国)77分
▼決勝戦
福万尚子/與猶くるみ − 米元小春/田中志穂
【混合ダブルス】
▼準決勝
魯愷/黄雅瓊(中国)②〔21−13、21−13〕0●C・アドコック/G・アドコック(イングランド)40分
鄭思維/陳清晨(中国) ○キケン● チャンPS/ゴーLY(マレーシア)
▼決勝戦
魯愷/黄雅瓊 − 鄭思維/陳清晨