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【高校選抜】鈴木、森&石村が混戦を抜け出して頂点に!<女子個人>

「平成28年度第45回記念全国高校選抜大会」(3月22日~26日/愛知県・岡崎中央総合公園、スカイホール豊田)の競技4日目、26日(日)は、スカイホール豊田で試合が行なわれた。男女ともにダブルスが準決勝から、シングルスが準々決勝から実施され、各種目で優勝者が決まった。

 

女子ダブルス優勝の森沙耶(右)/石村亜美(青森山田)。団体戦で敗れた悔しさをバネに頂点に立った

 

【女子ダイジェスト】

先に行なわれたダブルスでは、準決勝で青森山田の森沙耶/石村亜美が全日本ジュニア2位の岩永鈴/水津優衣(柳井商工)をファイナル19本で下して決勝戦に進出。反対の山では、埼玉栄の1年生ペア・吉田瑠実/齋藤夏が、団体戦決勝で敗れている髙橋明日香/由良なぎさ(ふたば未来学園)にリベンジ。2-1で勝利して決勝進出を決めた。
決勝戦の第1ゲームは、森/石村が21オールから抜け出して先制すると、試合の流れをつかんだ。森/石村は第2ゲームこそ15本で落としたが、ファイナルでは再び勝負強さを発揮。吉田/齋藤に21-19で競り勝って見事に栄冠を獲得した。

 

◆優勝コメント
森沙耶
「うれしいです。団体では私は単複を兼ねていたし、キャプテンだったのできつい部分もあったけど、ダブルスでは石村が支えてくれたから優勝できたと思います」
石村亜美
「不安だったこともありましたが、森が引っ張ってくれたので優勝できました。団体で負けてしまって、何も持たずに帰ることはできないと思って、その気持ちで戦いました」

 

小学校時代から同じチームでプレーしている森(左)と石村。お互いが支え合いながら青森山田にタイトルを持ち帰った

 

吉田瑠実(右)/齋藤夏(埼玉栄)は、決勝戦こそ敗れたものの、1年生ペアとして堂々の準優勝に輝いた

 

シングルスは、林樂(埼玉栄)が第1シードの髙橋明日香(ふたば未来学園)を準々決勝で撃破すると、準決勝でも明地七海(京都外大西)をストレートで下して決勝へ。また、昨日ノーシードからベスト8入りを決めていた鈴木ゆうき(聖ウルスラ学院英智)は、この日も好調をキープ。準々決勝、準決勝をともにストレート勝ちで決勝戦へと駒を進めた。
決勝では、鈴木が軽快なフットワークから持ち味のカットやスマッシュを決め、第1ゲームを12本で奪う。第2ゲームは林が意地を見せて21-19でスコアをタイに戻すが、ファイナルでは終始、攻めに徹した鈴木が10本と圧倒して頂点に立った。

 

女子シングルスを制して春の頂点に立ったU-19ジュニアナショナルの鈴木ゆうき(聖ウルスラ学院英智)

 

◆優勝コメント
鈴木ゆうき
「なんといっていいかわからないのですが、本当にうれしいです。勝ち急ぐことなく、自分自身が冷静に、落ちついてプレーできたことが優勝につながったのだと思います」

鈴木はノーシードから難敵を連破して、混戦模様となった女子シングルスを制した。インターハイへ向けてさらなる飛躍が期待される

 

林樂(埼玉栄)は準々決勝でナショナルB代表の髙橋明日香(ふたば未来学園)を破り決勝戦まで駒を進めた

 

女子ダブルスの準決勝・決勝、女子シングルスの準々決勝から決勝の結果は以下の通り。

 

◆女子ダブルス
▼準決勝
森 沙耶/石村亜美 (青森山田・青森) 2-1 岩永 鈴/水津優衣 (柳井商工・山口)
吉田瑠実/齋藤 夏 (埼玉栄・埼玉)  2―1 髙橋明日香/由良なぎさ (ふたば未来学園・福島)
▼決勝
森 沙耶/石村亜美②〔23-21、15-21、21-19〕1●吉田瑠実/齋藤 夏
◆女子シングルス
▼準々決勝
林 樂 (埼玉栄・埼玉) 2-1 髙橋明日香 (ふたば未来学園・福島)
明地七海 (京都外大西・京都)  2-0 佐藤 麗 (文化学園長野・長野)
鈴木ゆうき (聖ウルスラ英智・宮城)  2-0 南部一伽 (金沢向陽・石川)
岩永 鈴 (柳井商工・山口) 2-0 黒岩はるな (佐賀女子・佐賀)
▼準決勝
林 樂 2-0 明地七海
鈴木ゆうき 2-0 岩永 鈴
▼決勝
鈴木ゆうき②〔21‐12、19-21、21-10〕1●林 樂

 

 

 

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