「平成28年度第45回記念全国高校選抜大会」(3月22日~26日/愛知県・岡崎中央総合公園、スカイホール豊田)の競技2日目、24日(金)はスカイホール豊田で男子団体、女子団体の準々決勝から決勝が行なわれ、決勝は男女ともにふたば未来学園〔※〕(福島)が強豪・埼玉栄(埼玉)を破り、アベック優勝を果たしている。
【女子ダイジェスト】
準々決勝を勝ち上がりベスト4へと進出したのは、ふたば未来学園、作新学院、埼玉栄、九州国際大付の4チーム。昨年のインターハイ王者・ふたば未来学園は作新学院と対戦した準決勝で3-0と快勝し、3年ぶりのVに王手をかける。反対の山では、埼玉栄と九州国際大付が激突し、1年生を多く起用した埼玉栄が3−0で勝利して決勝進出を決めた。
優勝経験者同士の対戦となった決勝戦は、第1・2ダブルスと第1シングルスが3面展開で同時にスタートした。ここで最初に白星をあげたのは、ふたば未来学園だ。第1ダブルスの永井/水井が阿部/上杉にストレート勝ちしてチームに勢いをつける。埼玉栄は、シングルスでエースの林が福本とのファイナル勝負を制してスコアをタイに戻すが、第2ダブルスでは埼玉栄・齋藤/吉田が髙橋/由良にファイナル18本で惜敗。ふたば未来が2-1とリードを奪った。そして、続く第2・3シングルスもほぼ同時にスタート。ふたば未来・水井と齋藤の試合がファイナル勝負へともつれ込むなか、ふたば未来は主将の髙橋がナショナルB代表の貫禄を示して、吉田を19本、17本で退けてチームに歓喜をもたらした。
夏に続く全国制覇となったふたば未来の優勝は3年ぶり3度目。世代交代して新チームとなった今大会でも、一人ひとりがしっかりと役割を果たして、見事に栄冠をつかみ取った。
【優勝コメント】
◆大堀均監督
「準々決勝の柳井商工戦は事実上の決勝戦だと思っていたところもありますし、埼玉栄との決勝戦も最後の1本を取るまで油断できないゲームでした。それぞれの種目でエース格の選手が勝ってくれたことが勝因だったと思います」
◆大堀均監督
「準々決勝の柳井商工戦は事実上の決勝戦だと思っていたところもありますし、埼玉栄との決勝戦も最後の1本を取るまで油断できないゲームでした。それぞれの種目でエース格の選手が勝ってくれたことが勝因だったと思います」
◆髙橋明日香キャプテン
「去年の選抜では優勝できなかったので、今年は優勝したいという気持ちがチームみんなにあったと思います。それが達成できて、しかも男女で一緒に優勝できたのでとてもうれしいです」
「去年の選抜では優勝できなかったので、今年は優勝したいという気持ちがチームみんなにあったと思います。それが達成できて、しかも男女で一緒に優勝できたのでとてもうれしいです」
【24日の試合結果】
▼準々決勝
ふたば未来学園(福島) 3-2 柳井商工(山口)
作新学院(栃木) 3-1 聖ウルスラ学院英智(宮城)
埼玉栄(埼玉) 3-1 青森山田(青森)
九州国際大付(福岡) 3-2 名古屋経済大市邨(愛知)
▼準々決勝
ふたば未来学園(福島) 3-2 柳井商工(山口)
作新学院(栃木) 3-1 聖ウルスラ学院英智(宮城)
埼玉栄(埼玉) 3-1 青森山田(青森)
九州国際大付(福岡) 3-2 名古屋経済大市邨(愛知)
▼準決勝
ふたば未来学園 3-0 作新学院
埼玉栄 3-0 九州国際大付
ふたば未来学園 3-0 作新学院
埼玉栄 3-0 九州国際大付
▼決勝
ふたば未来学園 3-1 埼玉栄
ふたば未来学園 3-1 埼玉栄
(※)
インターハイまで富岡ふたば未来学園として出場していたが、富岡高校の休校により、今大会からふたば未来学園として出場
インターハイまで富岡ふたば未来学園として出場していたが、富岡高校の休校により、今大会からふたば未来学園として出場