2月26日(日)にS/Jリーグ入替戦、日本リーグ入替戦(東京・立川市柴崎市民体育館)が行なわれた。
S/Jリーグ入替戦は、2月12日に閉幕したS/Jリーグ8位チームと、2016年11月に開催された日本リーグ優勝チームが対戦。来季のS/Jリーグ出場権をかけた大一番は、男子が三菱自動車京都(S/J8位)と東北マークス(日本リーグ優勝)、女子は岐阜トリッキーパンダース(S/J8位)と七十七銀行(日本リーグ優勝)が激突した。
また、同日に行なわれた日本リーグ8位チームとチャレンジリーグ優勝チームによる入替戦は、男子がトヨタ自動車九州(日本リーグ8位)とAC長野パルセイロBC(チャレンジリーグ優勝)、女子がトヨタ自動車(日本リーグ8位)とPLENTY GLOBAL LINX(チャレンジリーグ優勝)が対戦している。
ここではS/Jリーグ女子入替戦の結果をお伝えしよう。
男子結果は こちら
【S/Jリーグ入替戦】
S/Jリーグでは苦戦が続き最下位に終わった岐阜トリッキーパンダース。対するは、11月の日本リーグで広島ガスなどライバルチームを抑えて優勝を飾った七十七銀行だ。
第1ダブルスは、岐阜トリパンのポイント源でもある程文欣/松田蒼が先制する。七十七銀行の大森舞/荒木茜羽との勝負は、程/松田が第1ゲーム22−20の接戦をモノにすると、第2ゲームも鋭い攻撃で押し込み21−17で白星をつかむ。
しかし、昇格への切符を手にしたい七十七銀行は、ここから反撃の狼煙(のろし)をあげる。シングルスは昨年のインカレ女子シングルス準Vの杉野文保(龍谷大4年/内定選手)が登場し、岐阜トリパンの山本紗椰を10本、13本に封じて勝利。逆転勝利の望みを第2ダブルスの牧野美咲/木戸よし美に託した。
岐阜トリパンの江藤/山口に対し、第1ゲームこそ堅いレシーブを崩せずに失ってしまった牧野/木戸だったが、第2ゲームでは諦めずに攻撃を仕掛けて21−15。ファイナルゲームに入ると気持ちのぶつかり合いで激しい戦いとなったが、最後に歓喜を呼び込んだのは七十七銀行の牧野/木戸だった。19−19から2連続得点を奪い、念願の昇格切符をつかみとった。
逆転勝ちを果たした七十七銀行は、3年ぶりにトップカテゴリーであるS/Jリーグの昇格が決定。一方、敗れた岐阜トリパンは、09年に旧日本リーグ1部に参戦して以来、初めての降格に。今年の11月17日から19日にかけて行なわれる日本リーグ(福井県勝山市体育館ジオアリーナ)からの巻き返しねらう。
▼結果
七十七銀行(日本リーグ優勝)2−1岐阜トリッキーパンダース(S/Jリーグ8位)
大森舞/荒木茜羽●0〔20−22、17−21〕②程文欣/松田蒼
杉野文保②〔21−10、21−13〕0●山本紗椰
牧野美咲/木戸よし美②〔18−21、21−15、21−19〕1●江藤理恵/山口ソヨカ
※七十七銀行がS/Jリーグに昇格
【日本リーグ入替戦】
▼結果
PLENTY GLOBAL LINX(チャレンジリーグ優勝)2−0トヨタ自動車(日本リーグ8位)
春木真奈/早川紗保里②〔21−12、21−10〕0●坪井梨恵/井部恵理香
酒瀨川美波②〔21−16、21−14〕0●宮崎りの
※PLENTY GLOBAL LINXが日本リーグに昇格