2月17日に行なわれたアジア混合団体選手権(ベトナム・ホーチミン)4日目は、決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。
予選リーグ上位2チームが勝ち進んだ決勝トーナメントには、中国、マレーシア、インドネシア、韓国、インド、タイ、台湾、そして日本の8チームが進出。日本は準々決勝でグループB1位通過のインドネシアと対戦した。
第1試合、男子ダブルスに登場したのは3試合目の起用となった園田啓悟/嘉村健士。世界ランク7位のプラタマ/スワルディとの勝負は、第1ゲームをインドネシアが22−20で先制すると、第2ゲームは園田/嘉村が12本で奪い返す。ファイナルゲームはインドネシアが点差を広げて先行すると、園田/嘉村の追走は及ばず14-21で敗戦。日本は黒星スタートとなった。
続く女子シングルスは、16年全日本総合王者で世界ランク15位の佐藤冴香と、同ランク44位のハンナ・ラマディニが対戦。格下相手に第1ゲームを奪われた佐藤は、第2ゲームもデュースにもつれる接戦に。最後は21−21から2連続得点を重ねたラマディニが抜け出し、佐藤はストレートで敗れた。2連敗を喫した日本は、苦しい状況となった。
しかし、ここで起死回生のポイントを挙げたのは男子シングルスの西本拳太。同じ若手のインドネシア選手を2−0のストレートで下すと、その後に続いた女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が相手を圧倒して2連勝。2−2のイーブンに戻し、最終試合の混合ダブルスに勝敗を委ねた。
すると、前日のタイ戦で敗れていた渡辺勇大/東野有紗が意地をみせる。第1ゲームを21-16で制すると、第2ゲームも先行しながら試合を進め、最後は21−17に抑えて勝利。0−2から鮮やかな逆転勝利を飾った日本が、インドネシアを破って準決勝進出を決めている。
日本は18日、同じく準々決勝を争う中国とマレーシアの勝利国と対戦する。
日本の結果は以下の通り。
▼結果(17日/前半の結果)
日本(C組2位) 3−2 インドネシア(B組1位)
MD 園田啓悟/嘉村健士●1〔20−22、21−12、14−21〕②プラタマ/スワルディ53分
WS 佐藤冴香●0〔18−21、21−23〕②ハンナ・ラマディニ50分
MS 西本拳太②〔21−15、21−16〕0●ムハンマド・バユ・パンギシュ40分
WD 髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−14、21−13〕0●ヌライダハ/アワンダ33分
XD 渡辺勇大/東野有紗②〔21−16、21−17〕1●スバクティア/サウフィカ42分
タイ(C組1位)3−2インド(D組2位)
中国 − マレーシア
韓国 − 台湾