２月19日に行なわれたアジア混合団体選手権（ベトナム・ホーチミン）最終日は、決勝戦が行なわれた。
前日の準決勝で強豪・中国を下した日本は、決勝で韓国と対戦。第１試合は男子ダブルスが行なわれ、園田啓悟／嘉村健士と韓国の柳延星／金基正が激突すると、第１ゲームを奪ったのは日本の園田／嘉村。鋭いドライブなどで相手を攻め立て21−15で奪うと、第２ゲームもサービスまわりから主導権を握って21−16で勝利。日本が先制ポイントをつかむ。
続く女子シングルスは、山口茜と韓国のエース・成池鉉が対戦。第１ゲームは山口が先行する展開となったが、成池鉉も要所でポイントをつかんで接戦に持ち込む。後半にまでもつれて20オールになったが、山口がなんとか連続得点を奪い22−20で先制した。
第２ゲームは、山口が序盤で大量リードを奪われ２−12と、一時は10点差をつけられる苦しい状況。しかし、ここから一気にスコアを詰めて11−13にすると、中盤以降は激しいラリーの応酬に。再びデュースに入る激戦になると、最後の最後で抜け出したのは、またも山口だった。クリアーやカット、ヘアピンでしっかりつないでラリーを制すると、23−21で勝利。日本の２勝目を手にし、優勝に王手をかけた。
勢いに乗った日本は、男子シングルスに西本拳太が登場。前日の中国戦では世界ランクで格上の相手に逆転勝ちしており、その好調ぶりは決勝のコートでも変わらなかった。韓国の若手・全奕陳と対戦すると、相手をうまく揺さぶった西本が21−13で第１ゲームを奪う。続く第２ゲームも西本のペース。序盤で一気に９−１とリードすると、その後も試合を優位に進め、最後は21−16で勝利！ 見事３連勝を飾った日本が、混合団体戦でアジアの頂点に輝いた。
▼決勝戦
日本 ３−０ 韓国
MD 園田啓悟／嘉村健士②〔21−15、21−16〕０●柳延星／金基正43分
WS 山口茜②〔22−20、23−21〕０●成池鉉54分
MS 西本拳太②〔21−13、21−16〕０●全奕陳42分