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【S/Jリーグ】再春館とユニシスの「決戦」を見逃すな!<東京大会・女子展望>

日本最高峰のリーグ戦『S/Jリーグ』第12日&最終日が、2月11、12日に開催される。ここでは最終局面を迎えたS/Jリーグの女子展望を紹介しよう。

 

【東京大会】

2月11日(土)/東京・代々木第二体育館

公開練習:10:10

試合開始:13:00

対戦カードは こちら

 

2月12日(日)/東京・代々木第二体育館

公開練習:9:15

試合開始:10:30

対戦カードは こちら

 

【女子展望】

混戦模様だった女子の優勝争いは、6戦全勝の再春館製薬所と、5勝1敗の日本ユニシスの2チームにしぼられた。そして最終日、この2チームが直接対決で火花を散らす。開幕戦でユニシスを下して、これまで優勝争いを演じてきた1敗の北都銀行は最終日に勝利し、再春館がユニシスに敗れて6勝1敗で3チームが並んでも、マッチ率で上回ることができない。

再春館とユニシスは、選手層の厚さ、個々のレベルの高さのいずれも国内トップクラス。チームナンバー1を決めるにふさわしいカードだ。再春館は勝てば文句なしの全勝優勝。ユニシスが逆転優勝するには、2複1単の3試合すべてで勝利しなければならず、再春館が有利な状況となっている。

ユニシスは、チームの大黒柱でもある高橋礼華/松友美佐紀を第1ダブルスに起用して、流れを引き寄せたいところだろう。小宮山元監督は最終戦のポイントとして高橋/松友の名をあげ、「あの2人がいいパフォーマンスをしてくれればチーム全体がのっていける」と話している。もう1ペアは栗原、篠谷、東野、星をどう組み合わせるか。今季のリーグでは、栗原/篠谷が4試合、篠谷/東野・篠谷/星の組み合わせでそれぞれ1試合に出場している。

高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)

一方の再春館は、昨年の全日本総合でベスト4に進出し、今年のナショナルA代表に入るなど好調の福島由紀/廣田彩花、そして経験豊富な福万尚子/與猶くるみを擁する。池田雄一コーチは2月5日の北都銀行との試合後、「当日にならないとオーダーはわかりませんが、福島/廣田は高橋/松友と当たってもおもしろいかな」とコメント。勝敗を占ううえでも、再春館のダブルスの配置は肝となりそうだ。

福島由紀(右)/廣田彩花(再春館製薬所)
福万尚子(左)/與猶くるみ(再春館製薬所)

シングルスでは、再春館に今大会6戦全勝の山口茜が控える。一方のユニシスは、これまで高橋沙也加が6試合に出場しているが(5勝1敗)、小宮山監督は奥原希望の起用も示唆している。昨年の全日本総合で右肩のケガで途中棄権して以来、実戦から遠ざかっているが、トレーニング自体は積めているとのこと。その采配からも目が離せない。リオ五輪準々決勝でも見られたカードがこの大一番でも実現すれば、団体戦の枠を越えて大きな注目を集めることになる。

中位の争いも白熱! Aクラスに届くのは!?

勝ち点により、北都銀行の3位以上は確定している一方で、熾烈を極めそうなのが4位争いだ。現時点でNTT東日本、ヨネックス、ACT SAIKYOの3チームが2勝3敗で並んでおり、11日はNTT東日本とACT SAIKYOが、12日にはヨネックスとACT SAIKYOが対戦する。ACT SAIKYOが2連勝すれば、トップリーグ昇格後2年目で初のAクラス入りを果たすことになる。

どちらもいまだ勝ち星に恵まれていない7位・山陰合同銀行と8位・岐阜トリッキーパンダースは、入れ替え戦を回避する戦いに挑む。最終日の12日には、激戦必至の直接対決が控える。岐阜トリパンとしては、11日のヨネックス戦でなんとか白星をつかみ、少しでも山陰合同銀行にプレッシャーをかけた状態で臨みたい。

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