1月29日、京都府にあるバドミントンアリーナ桂川で『第1回 TAG Babolat Cap Tournament』の決勝大会が開催された。この大会は、初心者を対象とした全国大会。種目は男子ダブルス、女子ダブルスの2つで、各地の予選をクリアした男子6ペア、女子3ペアが決勝大会で熱戦を繰り広げた。
主催は、バドミントンやテニスショップの開業を一からサポートする企業であるTAGGROUP(タッググループ)。今大会の会場となった桂川アリーナ内のバドステーション桂川もTAGGROUPに加盟する一つだ。代表取締役の古田佳史氏は、大会設立のきっかけをこう話す。
「この大会は、民間レベルで、初心者なら誰でも気軽に参加できる楽しい全国大会です。テニスの場合は昔からありましたが、バドミントンの場合は限られているなと感じていました。そこで、以前からこういった大会を作りたいと考えており、メーカーのバボラさんに協力をいただいて実現できた形です」
”初心者なら誰でも”という言葉通り、この大会は男女で分けられているだけで、年齢制限はない。決勝大会には高校生から65歳のシニア愛好者までが参加。普段は打ち合うことの少ない世代と試合をし、交流できることも、この大会の大きな魅力だ。
記念すべき第1回大会の優勝を飾ったのは、男子は岐阜県代表の多田達矢/大川哲正ペア。「初めての全国大会はすごく楽しかったです。なにより、他県の人と交流を深められたことがよかったですね」と多田選手。一方、女子で優勝を果たした石川県代表・藤田麻美/田中実咲ペアは、「私たちは学生時代にプレーしていた“再開組”。再開して間もないですが、優勝できるなんてうれしいです。やりきったし、大満足です!」(藤田)と笑顔を見せた。
現在の予選はTAGGROUP加盟店のある6カ所で行なわれているが、「いずれは47都道府県すべてで開催したい。試合経験の少ない初心者に、1試合でも多く試合をしていただきたいですし、楽しんでいただくのが一番。予選の運営や会場の確保は基本的に開催地に任せていますが、『予選をうちの県で開きたい』という方がいれば、加盟店があるなしに関わらず大歓迎です」と古田代表取締役。
第2回大会の開催日は未定だが、この桂川アリーナを全国大会の舞台とし、規模を一層拡大して行なう予定だ。