1月28日に日本最高峰のリーグ戦『S/Jリーグ』第8日が行なわれた。ここでは山口大会の結果を紹介しよう。
【男子】
4連勝で波に乗っているトナミ運輸は、2勝2敗の金沢学院クラブと対戦。今週発表の世界ランキングで初めて2位に浮上した園田啓悟/嘉村健士を第1ダブルスに起用したトナミに対し、金沢学院は伊東克範と元北京五輪男子ダブルス銅メダリストの黄智萬(元韓国代表)のペアで挑んだ。
第1ゲームを先制したのは園田/嘉村。21−12で金沢学院ペアを抑えると、続く第2ゲームも13本で封じ込め白星をつかむ。続いて行なわれたシングルスは、今季ダブルスで出場していたトナミの常山幹太が起用され、相手の宮本樹希を18本、19本で制して勝利。まずはチームの勝ち星をつかんだ。
ストレートで決めたいトナミは、第2ダブルスの保木卓朗/下農走が第1ゲーム22−20、第2ゲーム21−13に抑えて2−0で勝利。優勝に向かって突き進むトナミ運輸が3−0で金沢学院を破り、S/Jリーグ5連勝を飾った。
トナミ運輸(5勝) 3−0 金沢学院クラブ(2勝3敗)
園田啓悟/嘉村健士②〔21−12、21−13〕0●伊東克範/黄智萬
常山幹太②〔21−18、21−19〕0●宮本樹希
保木卓朗/下農走②〔22−20、21−13〕0●小林晃/荒井大輝
【女子】
地元開催となったACT SAIKYOは、岐阜トリッキーパンダースと対戦。第1ダブルスは、ACTがエースペアの米元陽花/今井優歩を、岐阜トリパンも同じくポイント源となる程文欣/松田蒼を配して勝負に出る。すると、第1ゲームを奪ったのは岐阜トリパン。ACTペアを13本に封じて先行し、逃げ切りを図った。しかし、地元で負けられない米元/今井が第2ゲームを21−17で奪い返すと、ファイナルゲームもACTペアが再び21−17に抑えて勝利。ACTが貴重なポイントをつかんだ。
シングルスは今年の日本B代表に選ばれたACTのルーキー・齋藤栞が、岐阜トリパンの山本紗椰を13本、17本に封じてストレート勝利。第2ダブルスは岐阜トリパンの江藤理恵/山口ソヨカがファイナル勝負を17本で制して一矢報いたが、結果はACTが2−1で競り勝って2勝目をつかんでいる。敗れた岐阜トリパンは5連敗を喫し、最下位争いから抜け出せず苦しい状況が続く。
ACT SAIKYO(2勝3敗) 2−1 岐阜トリッキーパンダース(5敗)
米元陽花/今井優歩②〔13−21、21−17、21−17〕1●程文欣/松田蒼
齋藤栞②〔21−13、21−17〕0●山本紗椰
今野あゆみ/重田美空●1〔21−12、19−21、17−21〕②江藤理恵/山口ソヨカ