12月18日に開催されたスーパーシリーズファイナル(UAE・ドバイ)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。ここでは混合ダブルスの結果を紹介しよう。
今秋以降、一気に混合ダブルスの主役に躍り出た中国の若きエース・鄭思維/陳清晨。SSでは今年6月のオーストラリアOP準優勝の結果を残すと、リオ五輪後の9月ヨネックスOPジャパンで初優勝。10月のフランスOPで2つ目のタイトルを獲得するなど、急成長を遂げている。
対するC・アドコック/G・アドコック(イングランド)は、昨年のSSファイナル覇者で、今年はSSプレミアの全英OP、デンマークOPで4強をマーク。今大会では相性のよさを生かして、再び決勝まで勝ち進んだ。
いざ決勝に入ると、中国ペアが完全に主導権を握った。前半から一気に攻め立てリードを奪うと、第1ゲームは一度もイングランドペアに追いつかれることなく21−12で先制する。
第2ゲームに入っても風向きは一向に変わらない。前衛の陳清晨が縦横無尽に走り回って相手を追い込むと、鄭思維も鋭いスマッシュを連発して攻撃の手を緩めない。アドコック夫妻も反撃を試みるが、勢いのある中国ペアにはなす術なし。第2ゲームを12本で封じた鄭思維/陳清晨が、30分のスピード決着でSSファイナル初優勝をつかみとった。
▼決勝戦
鄭思維/陳清晨②〔21−12、21−12〕0●C・アドコック/G・アドコック30分