12月14日から18日にかけて、スーパーシリーズの総決算とされる『スーパーシリーズファイナル』が、アラブ首長国連邦のドバイにて開催される。ここではSSファイナルの男子ダブルス展望と、出場権を獲得した選手を紹介しよう。
【展望】
◆グループA
1位:園田啓悟/嘉村健士(日本)
4位:フェルナルディ・ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)
5位:プラタマ/スワルディ(インドネシア)
7位:ピーターセン/コールディング(デンマーク)
SSランク1位に輝いた日本の園田啓悟/嘉村健士(写真)は、第1戦でデンマークの長身ペアと対戦する。過去の対戦成績は2勝3敗としているが、この2勝は今年のデンマークOPとヨネックスOPジャパンでのもの。しかもストレートできっちり勝っており、苦手意識はないはず。逆に第2戦で戦うプラタマ/スワルディには、これまで4連敗と相性はよくはない。この鬼門となる相手を倒せば、その後のインドネシアペアとの勝負も優位に進めることができるだろう。
日本を除く3ペア同士の対戦成績は多くないが、経験値としてはプラタマ/スワルディが豊富だ。
▼第1戦(12月4日)
フェルナルディ・ギデオン/スカムルジョ − プラタマ/スワルディ
園田啓悟/嘉村健士 − ピーターセン/コールディング
▼第2戦(12月15日)
園田啓悟/嘉村健士 − プラタマ/スワルディ
フェルナルディ・ギデオン/スカムルジョ
▼第3戦(未定)
園田啓悟/嘉村健士 − フェルナルディ・ギデオン/スカムルジョ
プラタマ/スワルディ − ピーターセン/コールディング
◆グループB
2位:ゴーVS/タンWK(マレーシア)
3位:洪煒/柴飈(中国)
6位:李俊慧/劉雨辰(中国)
8位:ボー/モーゲンセン(デンマーク)
グループBは、SSランク2位でリオ五輪・銀メダリストのゴーVS/タンWKと、近況好調のボー/モーゲンセン、そして中国の長身ペア2組が同じ組に入った。対戦成績を見ると、4ペアともそこまで大きな差はないが、直近の大会成績を見れば、デンマークペアが10月のフランスOPで優勝。さらには11月の中国、香港OPで決勝に進出している。上り調子なのは間違いなく、今年最後のビッグタイトルをつかんで1年を終えたいところだ。
中国2組も侮れないが、9月のヨネックスOPジャパン優勝、韓国OP準優勝の李俊慧/劉雨辰は、ここ最近の大会では不調にあえいでいる。前ほどの勢いが感じられないが、なんとか盛り返して上位進出をめざしたい。
▼第1戦(12月14日)
洪煒/柴飈 − 李俊慧/劉雨辰
ゴーVS/タンWK − ボー/モーゲンセン
▼第2戦(12月15日)
ゴーVS/タンWK − 李俊慧/劉雨辰
洪煒/柴飈 − ボー/モーゲンセン
▼第3戦(未定)
ゴーVS/タンWK − 洪煒/柴飈
李俊慧/劉雨辰 − ボー/モーゲンセン
※ワイルドカードを持つ傅海峰/張楠(中国)が出場を辞退