12月14日から18日にかけて、スーパーシリーズの総決算とされる『スーパーシリーズファイナル』が、アラブ首長国連邦のドバイにて開催される。ここではSSファイナルの男子シングルス展望と、出場権を獲得した選手を紹介しよう。
【展望】
◆グループA
1位/ヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク)
3位/田厚威(中国)
6位/マーク・ツウィーブラー(ドイツ)
9位/胡贇(香港)
グループAは、SSランク1位のヨルゲンセンが頭ひとつ抜けている印象だ。ヨルゲンセンと3選手の対戦成績を見ても、ヨルゲンセンがどの選手にも勝ち越している。近況の結果でも対抗馬となる選手はおらず、そのままヨルゲンセンがトップで通過できそうだ。
そうなると、焦点は2番手争いになるが、SSランク3位の田厚威(中国)も秋以降のSS戦線で結果を出しておらず、苦しい戦いとなりそう。マーク・ツウィーブラーも爆発力に欠けるため、ここはベテラン・胡贇が抜け出す可能性も十分にありえそう。
◆グループB
2位/孫完虎(韓国)
4位/伍家朗(香港)
7位/ビクター・アクセルセン(デンマーク)
8位/リー・チョンウェイ(マレーシア)
グループBはリー・チョンウェイを軸に上位争いが展開されそうだ。チョンウェイはSSランクこそ8位だが、実力的にいえば優勝候補であるのは間違いない。しかし、デンマークOP(10月)以来、SSには出場しておらず、実戦経験から少し遠ざかっている。これがプレーにどう影響するか。
チョンウェイに続きそうなのがビクター・アクセルセンだが、SSランク2位の孫完虎も侮れない。2人の対戦成績は孫完虎が4勝3敗で一歩リード。直近ではヨネックスOPジャパンで2人が対戦し、孫完虎がストレートで勝っている。2位争いは直接対決が大きく影響するのは間違いないだろう。
今回初参戦となる伍家朗は、格上の3選手との対戦となる。チャレンジャーとして果敢に挑み、あわよくば白星をつかみたいところだ。
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