12月5日(月)、東京・代々木第二体育館にて、ウイルソン主催のバドミントン・イベント「BIG W EVENT」が開催された。前日まで全日本総合が行なわれていた“バドミントンの聖地”で、さまざまなプログラムが行なわれた。
まずは、同ブランドが契約する松友美佐紀(日本ユニシス)と佐々木翔(北都銀行コーチ)が、エキシビションマッチで一般プレーヤーと競演。佐々木はシングルスで対戦し、松友はダブルスでペアを組み、森かおり氏(アテネ五輪代表)と佐々木翔、さらに途中から登場した舛田圭太氏(日本代表コーチ、シドニー・アテネ・北京五輪代表)、池田信太郎氏(北京・ロンドン五輪代表)らと対戦した。
試合はファイナルゲーム11オールからの設定で実施。松友、佐々木とも3試合を行なったが、実況と解説、そして審判までもが、明らかに一般プレーヤーに“肩入れ”。舛田氏が持ち前のエンターテイナーぶりを発揮しながら佐々木や松友にプレッシャーをかけたほか、一般プレーヤーの打球が明らかにサイドラインを割ったが、チャレンジをしてみるとINになるように映像が編集されていたなど、趣向を凝らした演出が随所に見られた。開放された約半分の観客席をほぼ埋め尽くしたファンも大いに沸いていた。
エキシビションマッチのあとは、ラケットの松友美佐紀2017年使用モデル、佐々木翔引退記念モデルがお披露目された。松友美佐紀モデルの「FIERCE CX 9000J-CHERRY BLOSSOM-」(フィアース CX 9000J チェリーブロッサム)では、世界で最もタフな繊維素材といわれる、蜘蛛の糸の成分を含む絹“スパイダーシルク”をヘッドフレーム全体に採用。重量を増やすことなく耐久性がアップしているという。2017年3月の発売予定。佐々木の引退記念モデル「RECON PX 9000J-WS ULTIMATE」(レコン PX 9000J ダブルエス アルティメイト)は2月に発売される予定だ。
あわせて、松友がウイルソンと現役生涯契約を結ぶことも発表され、公開調印式が行なわれた。「松友選手がめざす東京オリンピックでの金メダルが取れるように、全力で応援していく所存です」と、同ブランドを展開するアメアスポーツジャパン株式会社・岸野博代表取締役社長がコメント。松友も「私自身、世界で勝ち続けていける選手になりたいと思っています。これからも一番いいと思うラケットを一緒に作っていきたいですし、力を貸していただけるというお話をいただいたので、一緒に頑張っていくことに決めました」と晴れやかな表情で述べた。