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【全日本総合】タカマツが2年連続5度目の総合V<女子ダブルス>

12月4日に開催された『第70回全日本総合バドミントン選手権』(東京・代々木第二体育館)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。ここでは女子ダブルスのダイジェストを紹介しよう。

「SSファイナルでいい結果が出せるように頑張りたい」

オリンピックを制した髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)にとって、全日本総合は世界一をつかむ上での一つの通過点だ。日本で最も権威ある大会で5度目の優勝を飾った感想を聞かれ、「5回目の優勝は、自分で褒めるわけじゃないですけど、すごいな、とは思います。でも、とくに総合を何回も優勝したいというのはなくて、今大会も、まずはケガせずに終わることができれば、と思ってました」と語る髙橋の言葉は、世界を主戦場とする女王の本音だろう。

冒頭のコメントの通り、2人の視界にあるのは常に世界の頂点だ。直近でいえば、来週以降に控えたSSファイナルが、今のタカマツにとってピークを合わせるべき大事な大会である。

もちろん、決して2人が総合タイトルを軽んじているわけではない。今大会、ファイナル勝負が続くなかで、敗北を予感させる場面はいくつかあった。しかし、タカマツは負けない。苦しいゲームがあっても、最後は必ず挑戦者たちの猛攻をしのいで勝利をつかんでいる。

決勝の米元小春/田中志穂(北都銀行)戦も、タカマツが第1ゲームを落としたが、第2ゲームの接戦を制してファイナルゲームに持ち込んだ。長いラリーの連続で相手の体力が消耗したとみるや、鉄壁のレシーブから2人の攻撃パターンに繋げて圧倒。結果、2人は当たり前のように優勝トロフィーを受け取っている。

決勝後、髙橋が「疲れました。でも、最後は自分たちのいい形になって勝つことができました」と話せば、「第3ゲームは自分たちの試合が見せられたと思います」と松友。大会を通して見れば、どんなに追い込まれても最後は負けない女王の意地と底力が際立っていた。

「総合で出た課題を見直して、SSファイナル優勝につなげていきたい」(髙橋)

ときに世界トップランカーが足元をすくわれる総合だが、今年のタカマツは、そんな“アクシデント”とは無縁だった。しっかり日本のタイトルをつかんだ2人は、満を持して世界一に挑む。

 

優勝;髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)

髙橋「疲れました。でも、最後は自分たちのいい形になって勝つことができたと思います。SSファイナルでは、ここで出た課題を見直して、優勝につなげていきたいです」

松友「試合のなかで『タカマツ、頑張れ』という声が聞こえて、うれしかったし、心強かったです。ありがとうございます。第3ゲームは自分たちの試合が見せられたと思います。SSファイナルではいい結果が出せるように頑張りたいです」

 

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