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【全日本総合】西本拳太と坂井一将が決勝へ!<男子シングルス準決勝>

12月3日に開催された『第70回全日本総合バドミントン選手権』(東京・代々木第二体育館)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは男子シングルスのダイジェストを紹介しよう。

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男子シングルス決勝に勝ち進んだのは22歳の西本拳太(中央大4年/写真)と26歳の坂井一将(日本ユニシス)。第1シードの西本は準決勝でベテランの上田拓馬(日本ユニシス)と対戦。第1ゲームは7−7と序盤は競った展開となったが、ここからスピードを上げた西本が6連続得点で一気に突き放す。第1ゲームを西本が13本で奪うと、第2ゲームも積極的に仕掛けた。

対する上田も第2ゲーム前半までスマッシュ、カットで得点を重ねて9−9としたが、ここから再び西本に連続得点を奪われ9−14と苦しい状況に。一方、点差をつけて余裕が出てきた西本は、ここからきっちり一本一本のラリーをモノにして21−13で勝利。昨年越えられなかった準決勝の壁を、しっかり乗り越えた。

反対の山に位置する坂井(写真右)は、同じチームの後輩・小野寺裕介と対戦。ねばり強いラリーが持ち味の小野寺に対して、坂井は第1ゲームからパワー全開。6連続得点などで13−2と突き放し、その後もペースを掌握。第1ゲームを奪取した。

第2ゲームは中盤まで拮抗した戦いとなったが、12−12から小野寺が抜け出して18−13とリード。勢いづいた小野寺が第2ゲームを奪い、ファイナルゲームに突入するかと思われたが、ここから坂井が底力を発揮。13−18から5連続得点で同点に持ち込むと、18−19から再び3連続得点で逆転に成功。決勝への切符をつかんだ。

決勝に進んだ2人は、昨年の全日本総合準々決勝でも対戦しており、このときは激しいラリーの末に西本が勝利をあげた。坂井にとってはリベンジを果たす舞台は整ったが、西本も当然、雪辱を許すつもりはない。どちらが勝っても初優勝となる男子シングルスの決勝は、見ごたえたっぷりの試合となりそうだ。

 

▼準決勝結果

西本拳太②〔21−13、21−13〕0●上田拓馬

坂井一将②〔21−11、21−19〕0●小野寺裕介

 

▼決勝の対戦カード

西本拳太 − 坂井一将

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