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【全日本総合】V候補が順当に勝ち上がるなか、日本代表が敗れる波乱も…<ダブルス2回戦>

12月1日に開催された『第70回全日本総合バドミントン選手権』(東京・代々木第二体育館)の3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここではダブルスのダイジェストを紹介しよう。

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【男子ダブルス】

連覇をめざす園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)は、日立情報通信エンジニアリングの大嶋一彰/山﨑裕太と対戦。第1ゲーム13本で奪ったソノカムは、第2ゲームも15本に抑えて快勝。準々決勝へと駒を進めた。

 

そのほか、佐伯祐行/垰畑亮太、井上拓斗/金子祐樹ら上位候補ペアも苦しみながらも勝利をつかみベスト8入り。台風の目となる遠藤大由/渡辺勇大(写真左)もきっちり白星を手にし、日本ユニシスからは3ペアが勝ち上がった。また、上位常連のトナミ運輸からも、前回準Vの保木卓朗/小林優吾、下農走/常山幹太、渡邊達哉/権藤公平が2回戦を突破しており、園田/嘉村と合わせて4ペアが上位進出を果たしている。

 

実業団選手が上位ラウンドを占めるなか、大学生の松居圭一郎/玉手勝輝(日本体育大4年/2年)が奮闘した。10月のインカレを制覇して挑んだ今大会では、1回戦でJR北海道ペアをストレートで撃破。2回戦の相手は、今年6月に日本B代表に選ばれた島田大輝/竹内義憲(ヨネックス)だったが、アグレッシブに押し込んで16本、19本のストレートで勝利。この種目では大学生で唯一、準々決勝に勝ち進んだ。

 

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)は順当に勝利を飾って準々決勝に進出。同じ再春館製薬所の前田美順/山口茜と対戦した福万尚子/與猶くるみは、第3ゲームに持ち込まれる展開となったが、苦しい場面をなんとかしのいで準々決勝へ。日本B代表の松本麻佑/永原和可那(北都銀行)なども、きっちり勝利を飾り上位に進んでいる。

日本ユニシス同士の対決となった栗原文音/東野有紗と篠谷菜留/星千智の勝負は、ファイナルゲームにもつれる接戦の末、篠谷/星に軍配が上がった。また、日本B代表の櫻本絢子/髙畑祐紀子(ヨネックス)は、新玉美郷/渡邉あかね(NTT東日本)にファイナル15本で敗れて2回戦で姿を消している。

 

【混合ダブルス】

上位選手が登場した混合ダブルス2回戦。第1シードの数野健太/栗原文音、第2シードの渡辺勇大/東野有紗(ともに日本ユニシス)らがそれぞれ勝ち星を上げ、準々決勝に勝ち進んだ。また、総合優勝経験のある嘉村健士/米元小春(トナミ運輸/北都銀行)も2−1で勝利をおさめ、8強入りを果たしている。

第4シードの米元優樹/米元陽花(宇部興産/ACT SAIKYO)は、小松﨑佑也/松尾静香(NTT東日本)に敗れて上位進出はならず。同じく第3シードの高階知也/江藤理恵(トリッキーパンダース/岐阜トリッキーパンダース)も、渡邊達哉/小野菜保(トナミ運輸/再春館製薬所)に17本、19本の接戦で敗れ、2回戦を突破できなかった。

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