11月30日に開催された『第70回全日本総合バドミントン選手権』(東京・代々木第二体育館)の2日目は、各種目1回戦が行なわれた。ここではダブルスに出場した注目選手のコメントを紹介しよう。
◆男子ダブルス
園田啓悟&嘉村健士(トナミ運輸)/浦井唯行&三浦昂(丸杉)に2-0で勝利
園田「香港OP直後ですが、自分としては疲れをとくに感じずに試合ができました。初戦は重要だと思っていたので、自分たちの持ち味である低い展開に持っていけたことがよかったと思います。SSで優勝して、さらに総合でも優勝すれば日本のエースになったと思えるので、2連覇をめざして頑張っていきたいです」
嘉村「今回の総合は2週間の海外遠征直後ですが、気持ちの部分でしっかり準備してきました。ここで勝てば“真のエース”になれると思うので、皆さんに認めてもらえるように、一戦一戦を集中して戦いたいです。去年優勝していることでもプレッシャーはありますが、そのプレッシャーに打ち勝って2連覇したいと思います!」
【女子ダブルス】
髙橋礼華&松友美佐紀(日本ユニシス)/岩永鈴&水津優衣(柳井商工高)に2−0で勝利
髙橋「今日は相手が高校生で、ガツガツくるだろうなと思っていました。2人ともすごくアタック力があったんですが、そのなかで自分たちは前でとるようにということを試合前に松友に伝えていて、心がけていました。自分のやりたいプレーがしっかりできました。
今大会、もちろん結果は求められると思いますが、2週間後にあるスーパーシリーズファイナル(SSF)に向けて、(優勝した)2年前と同じように、そのための準備ができたらなと思っています」
松友「(対戦相手について)まっすぐ相手に向かっていって、ちょっとでも自分たちの力をぶつけようというのはすごく感じました。試合が終わってから2人が自分たちのところに話を聞きにきてくれたんですが、私たちが高校生の頃にはなかったですね。そういうまっすぐな姿勢は、自分たちも忘れずにやっていきたいと思いました。
私もこの大会では勝ち負けというより、再来週のSSFで勝てるように、しっかり2人でいろいろなプレーを試しながらやっていきたいです」
前田美順&山口茜(再春館製薬所)/永井瀬雰&水井ひらり(ふたば未来学園高)に2−0で勝利
前田「(全日本社会人以来のペアについて)違和感なくやれました。茜はシングルスもやっていたので、自分がしっかり体を動かすことと、抜けてもどうにかカバーできるだろうという気持ちでできたと思います。
今大会は、私がパートナーがいない状況で、全日本社会人で(茜とのペアで)出場権がとれて、そのまま出たいというお願いをしました。茜はシングルスに賭けていると思うので、一緒に出てもらってありがたいです。茜にシングルスでしっかり上位に入ってもらうためのダブルスになれば、と思っています」
山口「ダブルスとシングルスを兼ねることについては、去年までは当たり前のように(両種目に)出ていましたし、ダブルスの速い展開や細かいプレーもシングルスにも生きてくるので、前向きに取り入れていけたらいいなと思っています」