11月20日に開催された『日本リーグ』の最終日は2試合が行なわれ、男女ともにリーグ優勝、そしてS/Jリーグ入替戦の切符を手にしたチームが決まった。ここでは女子ダイジェストと結果をお伝えしよう。
【女子】
女子リーグ優勝の決着の場は、七十七銀行と広島ガスの最終戦だった。これまで6戦全勝で先頭を走る七十七銀行に対し、広島ガスは初日の黒星から立て直して5連勝。なんとか優勝戦線に残った広島ガスだったが、優勝条件は直接対決3−0での勝利となっていた。一方の七十七銀行は、たとえ負けても1−2であればゲーム率で上回り優勝という状況。どちらのチームにも優勝の可能性があり、1試合たりとも気が抜けない戦いとなった。
まず、意地を見せたのは広島ガス。第1ダブルスの平井亜紀/亀田楓がストレートで勝利を奪うと、続くシングルスで内定選手の下田菜都美が、貴重なポイントを獲得してチームの勝利を決める。勝敗は6勝1敗で並び、このまま広島ガスが第2ダブルスを取れば、逆転優勝という劇的なドラマが待っていた。
−−が、ここで踏ん張りを見せたのが七十七銀行。前回のリーグ戦では、山陰合同銀行に最終戦で敗れて2位に終わり、悔しい思いがあった。今回も白星をつかめず悪い流れのまま第2ダブルスに入ったが、しっかり断ち切ったのが牧野美咲/木戸よし美。第1ゲーム21−19で奪うと、第2ゲーム20−20の緊迫した場面で2連続得点をつかみ、七十七銀行が念願のV達成。S/Jリーグ入替戦の切符をつかんだ。
優勝 七十七銀行
2位 広島ガス
3位 日立化成
4位 東海興業
5位 Cheerful鳥取
6位 三菱電機
7位 JR北海道
8位 トヨタ自動車
▼第1試合
広島ガス(5勝1敗) 2−1 日立化成(4勝2敗)
七十七銀行(6勝) 2−1 三菱電機(2勝4敗)
Cheerful鳥取(2勝4敗) 2−1 東海興業(3勝3敗)
JR北海道(2勝4敗) 3−0 トヨタ自動車(6敗)
▼第2試合
広島ガス(6勝1敗) 2−1 七十七銀行(6勝1敗)
日立化成(5勝2敗) 2−1 三菱電機(2勝5敗)
東海興業(4勝3敗) 2−1 JR北海道(2勝5敗)
Cheerful鳥取(3勝4敗) 3−0 トヨタ自動車(7敗)