11月12日に開催された世界ジュニア選手権(スペイン・ビルバオ)個人戦5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本選手は女子シングルスの大家夏稀、女子ダブルスの保原彩夏/松山奈未が準決勝に登場。大家が最初に第3シードのタイ選手と対戦すると、第1ゲームから接戦に。20オールから互いに点を奪い合い25−25まで進むと、ここでタイ選手が2連続ポイント。大家はねばりながらも第1ゲームを落としてしまう。すると、続く第2ゲームは大家が8−2と先行するも、相手がジワジワと差を詰めて10-10。再び競り合いとなり2ゲーム後半も拮抗した展開となったが、最後はタイ選手が抜け出し大家は惜敗。3戦連続でのシード選手撃破はならなかったが、健闘の銅メダルをつかんだ。
女子ダブルスの保原/松山は、インドネシアペアと対戦。第1ゲーム14本に抑えた日本ペアは、第2ゲームも相手の攻撃をしっかりさばいて主導権を渡さない。日本の堅いディフェンスを前にインドネシアペアが失速し、最後は21-13で保原/松山が快勝。日本選手としては、女子ダブルスでは初の決勝進出を果たした。
日本選手の結果は以下の通り。
【女子シングルス】
▼準決勝
大家夏稀●0〔25−27、19−21〕②Pornpawee CHOCHUWONG(タイ)57分
【女子ダブルス】
▼準決勝
保原彩夏/松山奈未②〔21−14、21−13〕0●Yulfira BARKAH/Jauza Fadhila SUGIARTO(インドネシア)37分
▼決勝
保原彩夏/松山奈未 − DU Yue/XU Ya
【選手】
◆男子
渡邉航貴・小野寺雅之・岡村洋輝・仁平澄也(埼玉栄③)山澤直貴(富岡③)久保田友之祐・金子真大(ふたば未来学園②)奈良岡功大(浪岡中③)
◆女子
仁平菜月(富岡③)海老原詩織(作新学院③)松山奈未(九州国際大付③)川島美南・上杉夏美(埼玉栄③)曽根夏姫・小田菜摘(青森山田③)大家夏稀(金沢向陽③)保原彩夏(聖ウルスラ学院英智③)髙橋明日香(ふたば未来学園②)
【団長】田部井秀郎(日本協会ジュニア強化本部長)
【総監督】長谷川博幸(日本協会ジュニア強化部ヘッドコーチ)
【男子監督】大堀均(日本協会ジュニア強化部員)
【女子監督】井田貴子(日本協会ジュニア強化部員)
【男子コーチ】友金幸雄(日本協会ジュニア強化部員)
【女子コーチ】明神憲一(日本協会ジュニア強化部員)
【トレーナー】神田潤一(九州保健福祉大学助教)