11月6日に、バドミントンS/Jリーグ開幕戦の2日目が、昨日につづき北海道札幌市の「北海きたえーる」にて開催された。男子は昨年の王者・日本ユニシスの第2戦目などが行なわれ、女子は日本ユニシスと再春館製薬所の優勝候補が初戦を迎えた。ここでは2日目の男子ダイジェストを紹介しよう。
【男子】
日本ユニシス(2勝) 3—0 JR北海道(2敗)
金子祐樹/井上拓斗②〔21−9、21−13〕0● 牧野公亮/渡部大
上田拓馬②〔21−17、21−12〕0●塚本光希
佐伯祐行/垰畑亮太②〔21−12、21−12〕0●岡村和輝/榊大史
[戦評]
5日にトリッキーパンダースを撃破して開幕白星を飾った日本ユニシスは、地元での勝利をめざすJR北海道と対戦。第1ダブルスは、ユニシス内では唯一の2試合連続出場となった金子/井上が、JR北海道のエース・牧野/渡部からストレート勝ち。これでチームに勢いをつけると、ユニシスは続くシングルスの上田と第2ダブルスの佐伯/垰畑も完勝。3-0でJR北海道を破り、連覇へ向けてさい先のよいスタートを切った。
NTT東日本(1勝) 3−0 三菱自動車京都(1敗)
星野翔平/齋藤太一②〔21−18、21−13〕0●吉川改/疋田聖也
佐藤黎②〔21−15、21−16〕0●常山明良
小松﨑佑也/松丸一輝②〔23−21、21−14〕0 吉村健吾/林谷理貴
[戦評]
活動自粛が明けてから初の公式戦となった昨季3位のNTT東日本が、今季からトップカテゴリーに昇格したばかりの三菱自動車京都と対戦した。第1ダブルスの星野/齋藤は、序盤こそ硬さもあったが、順調に得点を重ねて2−0で勝利。シングルスに出場した佐藤や第2ダブルスの小松﨑/松丸も、気合いを前面に押し出したプレーを披露。北海道までかけつけた応援団の期待に応えるように、3-0でシーズン初戦を白星で飾った。
トリッキーパンダース(1勝1敗) 3−0 金沢学院クラブ(1勝1敗)
井谷和弥/リャオ・ミンチュン②〔21−15、21−23、21−11〕1●伊東克範/小林晃
福田春樹②〔21−14、27−25〕0●宮本樹希
高階知也/米田健司②〔21−17、21−14〕0●荒井大輝/神田遼
[戦評]
前日に黒星を喫し、開幕節での連敗だけは避けたいトリッキーパンダースが、金沢学院クラブとの第2戦に挑んだ。第1ダブルスをファイナル勝負で奪ったトリッキーパンダースは、シングルスの福田が第2ゲーム27-25の大接戦を制して、チームの今季初白星を決定させる。トリッキーパンダースは続く第2ダブルスの高階/米田も勝利して、完勝で今季初勝利。
取材・文/吉井信行