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【帰国コメント】「一つの大会を戦い抜く体力がついてきた」(山口茜)

11月1日(火)、山口茜が日本代表とともにデンマーク、フランス遠征から帰国した。リオ五輪後、最初のSSとなった9月のヨネックスオープンジャパン(東京・SS、以下YOJ)ではベスト4となった山口。翌週の韓国OPでは3年ぶりのSS優勝を果たし、今回の遠征でも、デンマークOP(オデンセ・SSP)で見事頂点に立った。なお、フランスOP(パリ・SS)はベスト8に進出している。

 

日本協会関係者から、笑顔で花束を受け取った山口茜(成田空港国際線ターミナルにて)

 

デンマークOP準々決勝では、リオ五輪、YOJの準々決勝でも対決した奥原希望と対決した。YOJで初勝利をあげた相手に対し、「今回はねばるだけではなく、積極的に相手を動かす気持ちでラリーを組み立てていけた」と山口。冷静かつ強気な試合運びでのストレート勝ちは、リオ五輪で「もっと強くなりたい」と話した山口の進化をさらに印象付けるものとなった。

続く準決勝では、リオ五輪・金メダリストのキャロリーナ・マリーン(スペイン)を2-1で撃破。決勝は、世界ランキングで上位の戴資頴(台湾)に逆転勝ちを収めて優勝を決めた。「今回、金メダリストに勝てたことはすごく自信になりました。なにより、勝敗以上に試合を楽しめたことがよかったと思います。決勝の戴資頴選手に対しては、もともと苦手意識があったのですが、たとえフェイントに引っかかっても泥臭くついていけたことが勝利につながりました」(山口)。

韓国OP、デンマークOPとSS2連勝を果たした山口の世界ランキングは、自己最高の7位に浮上。好調の要因については、「オリンピックで悔しい思いをして、ほかの選手よりすぐに次に切り替えて練習してきた貯金があるのかなとは思います。ただ、一つの大会を戦い抜く体力がついてきたのは、以前より少し成長した部分だと感じています」と振り返った。

 

6日に札幌市で行なわれる『S/Jリーグ』の初戦(6日・岐阜トリッキーパンダース戦)。「試合に出られればしっかり一勝して、チームのために頑張りたい。再春館製薬所としては、優勝に向けて士気は高いので、チーム一丸となって戦っていきたいです」と力強く述べた。

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