10月9日に行なわれたタイOP(バンコク・GPG)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
日本は女子シングルスの大堀彩、女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那、そして男子ダブルスの井上拓斗/金子祐樹が決勝に進出しており、全選手がGPG初優勝をかけて戦った。
大堀がGPGクラスの大会で決勝に進んだのは、今年3月のニュージーランドOP以来。この時は韓国のエースである成池鉉に敗れたが、今回は世界ランク16位で地元タイのブサナンと対戦した。第1ゲームは互いにポイントを奪いながら進んでいき、20オールでデュースに。すると、ここで連続ポイントをつかんだのが大堀。25−23で先制すると、続く第2ゲームは6連続得点などでリードを広げ、そのまま押し切って勝利。大堀がGPG初優勝を遂げた。
女子ダブルスの松本/永原も、地元タイペアと対戦。リオ五輪出場を果たしている強敵に対し、第1ゲームを12本で落とした松本/永原。第2ゲームも序盤で相手に抜け出されると、後半の追い上げも届かず敗戦。松本/永原は今年7月のUSオープンに続き、2度目のGPG準優勝となった。
男子ダブルスの井上/金子は、インドネシアの若手アングリアワン/サプトロと対戦。今年6月のオーストラリアOP4強の実績がある相手に、第1ゲームを奪った日本ペア。しかし、第2ゲームを14本で奪い返されると、ファイナルゲームは18−18からインドネシアペアが先に抜け出し勝利。井上/金子は惜しくもGPG初優勝はならなかった。
決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
タノンサック・サエソンボーンスク(タイ)②〔21−15、21−16〕0●ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア)42分
【女子シングルス】
大堀彩②〔25−23、21−8〕0●ブサナン・オングブンルングパン(タイ)49分
【男子ダブルス】
アングリアワン/サプトロ(インドネシア)②〔17−21、21−14、21−18〕1●井上拓斗/金子祐樹60分
【女子ダブルス】
サプシリー/プッティタ(タイ)②〔21−12、21−17〕0●松本麻佑/永原和可那58分
【混合ダブルス】
タンMK/ライPJ(マレーシア)②〔21−16、22−20〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)39分