10月5日に開催された『希望郷いわて国体』(北上市)最終日は、成年男女、少年男女の決勝戦、3位決定戦が行なわれた。ここでは成年の部のダイジェストをお伝えしよう。
取材・文/吉井信行
【成年男子の部】
成年男子の決勝戦は、富山と宮城の対戦に。最初に行なわれたダブルスで常山幹太/下農走が、堀川善生/鈴木大裕を2−0で破って富山が先勝すると、続く第1シングルスでは富山の山口容正が佐伯健人を14本、16本のストレートに抑えて勝利。富山が3年ぶり13度目となる頂点に立った。なお、3位決定戦では熊本が北海道から2−1で勝利を収めている。
▼決勝戦
富山 2−0 宮城
常山幹太/下農走②〔21−13、21−12〕0●堀川善生/鈴木大裕
山口容正②〔21−14、21−16〕0●佐伯健人
※富山は3年ぶり13度目の優勝
▼3位決定戦
熊本 2−1 北海道
池田雄一/権藤公平②〔21−13、21−15〕0●牧野公亮/渡部大
小本翔太●1〔21−15、22−24、16−21〕②東野圭吾
池田雄一②〔21−12、21−14〕0●渡部大
▼順位
優 勝 富山
準優勝 宮城
3 位 熊本
【成年女子の部】
第1シードの熊本と東京による決勝戦となった女子の部は、熊本の福島由紀/廣田彩花が土井杏奈/髙畑祐紀子をファイナルゲームの末に撃破。しかし、熊本は続く第1シングルスで伊東可奈が鈴木温子に惜敗し、1−1のタイに戻されてしまう。ここで熊本は、ダブルスで勝利を挙げている福島由紀が再び奮起。土井杏奈をファイナル19本で破り、熊本が国体3連覇を達成した。3位決定戦では、ダブルスで星を落とした埼玉が、シングルス2本で宮城に逆転勝ちして3位に入った。
▼決勝戦
熊本 2−1 東京
福島由紀/廣田彩花②〔12−21、30−29、21−6〕1●土井杏奈/高畑祐紀子
伊東可奈●1〔13−21、21−19、10−21〕②鈴木温子
福島由紀②〔16−21、21−17、21−19〕1●土井杏奈
※熊本は3年連続5度目の優勝
▼3位決定戦
埼玉 2−1 宮城
尾﨑沙織/川島里羅●1〔21−17、18−21、20−22〕②大森舞/荒木茜羽
川島里羅②〔21−16、21−13〕0●荒木萌恵
尾﨑沙織②〔21−15、21−12〕0●荒木茜羽
▼順位
優 勝 熊本
準優勝 東京
3 位 埼玉