9月25日にヨネックスオープンジャパン2016(東京体育館)最終日は決勝戦が行なわれた。ここでは、優勝者を中心に選手たちのコメントを中心に紹介しよう。
【女子ダブルス】
カミラ・リターユール/クリスティナ・ペデルセン(髙橋/松友に2−1で勝利)
リターユール「まず最初に、『ごめんなさい』と一言いわせていただきます。日本のヒーロー的な存在である髙橋/松友ペアを、日本の地で破ってしまったことを少し申し訳なく思っています。昨日の準決勝が非常にタフな試合で、とても疲れている状態で今日を迎えたわけですが、そういったなかでこういった結果を残せて、この大会で初めて優勝できて、満足していますし、大きな自信にもなりました」
ペデルセン 「ただ単にこの大会のタイトルを取れたというだけではなくて、どのようにして勝ち上がってこられたのかを振り返ってみると非常に誇りに思います。オリンピックから4週間しかたっていませんが、帰国してから祝賀行事がたくさんあったり、なかなかバドミントンに集中することができない時期がありました。その後1週間休みをとって、そこから練習を積んできましたが、わずか数週間しか練習できなかったので、メンタル的にここまでもってくるのは大変でした。それでもタイトルが取れて、とてもうれしいのと同時に、半ば信じられないような気持でもあります」
髙橋礼華/松友美佐紀(リターユール/ペデルセンに1-2で敗退)
高橋「相手はリオ五輪の銀メダリストで、私たちは練習不足というのもあって、決勝はもっとボコボコにされてしまうかもという怖さがありました。負けましたが、要所で自分たちのいいプレーも出すことができたし、短い時間で調整してきたなかでも、今回ここ(決勝)までこられてよかったな、という思いもあります。デンマークOPでまた対戦できたら、次は勝ちたいです」
松友「今日は相手が確実にパフォーマンスはよかったので、そこで自分たちがやられたい放題やられてしまった感じでした。練習不足だったと思うので、いままで以上に練習をして、デンマークOP、フランスOPでリベンジできるようにしたい。“練習しないと勝てない”ということ、“世界はそんなに甘くない”ということを、あらためてデンマークペアに教えてもらったので、いままで以上に頑張っていきたいです」
【混合ダブルス】
鄭思維/陳清晨(中国)〔韓国の高成炫/金荷娜に2-0で勝利〕
鄭思維「相手は世界ランク1位の相手ですから、今日の試合は苦しくなると思っていました。でも、想像以上ではなかったので、自分の持てる力を素直に出しきることができました。SSで決勝進出したのは2度目ですが、優勝は初めてなのでとても興奮しています。近い目標としては、まず世界ランクを8位以内に上げて、SSファイナルに出ることができれば、と思っています」
陳清晨「私自身はずっと『相手を打ち砕く!』という気持ちで戦っていました。優勝できたことは非常にうれしいですし、価値があることだと思います。これからは、まずはランキングを上げることをめざして頑張っていきたいです」