9月23日にヨネックスオープンジャパン2016(東京体育館)4日目が行なわれた。ここでは、準々決勝を戦った選手たちのコメントを紹介しよう。
園田啓悟/嘉村健士(佐伯/垰畑にファイナル勝負の末に勝利)
嘉村「本当にここだけは負けられない試合だと思っていたので、勝ててよかったです。ナショナルAの意地もありますし、早川/遠藤に勝ってきた相手でもあったので、『エースの座を奪う』という気持ちで戦っていました。でも、そのぶんプレッシャーもすごくありましたね。1ゲーム目は自分たちのほうが静かにやっていた感じでしたが、2ゲーム目から持ち味である、元気のある、いいダブルスができたんじゃないかなと思います」
園田「接戦になるというのは試合前から覚悟していました。1ゲーム目は自分の動きが硬くて、1テンポ遅れてしまい、向こうは勢いがあって押された感じでやられました。2ゲーム目も中盤まで相手のペースでしたが、サービス回りで先手先手で行けて、攻撃の形を作って点を決めることができました。あそこで流れを変えられたのが収穫でした」
米元小春/田中志穂(タイペアに2−1で勝利)
米元「(SSのベスト4について)これまでベスト8が最高ですが、いまのペアになって、その結果を超えたいという思いがあったので、壁を一つ突破できたと思います。(次戦で髙橋/松友と当たることについて)オリンピックの金メダリストで格上ですし、一緒に練習してみてすごさを本当に痛感しています。コンビネーションもすごく速いので、それについていって我慢して、少しでも自分たちのプレーを出して点数を取れたら、と思っています」
田中「(SSの)ベスト8の試合に立ったのが初めてで、最初は雰囲気に飲まれそうになったんですが、動くことを意識したら緊張がほぐれていきました。2ゲーム目はノーロブが効いて、低い展開でいこうと考えていましたが、途中から相手が前に出てきたので、そこからは後ろを大きく使って、いろいろ工夫しながらやれたと思います」
孫完虎(韓国/ビクター・アクセルセンにストレートで勝利)
「相手は銅メダリストではあるけども、これまで何度も対戦している相手。勝敗は同じくらいだし、とくにプレッシャーがあったわけではない。今日はコンディションもよかったし、相手のアタックもうまくレシーブできたと思います」
チャンPS/ゴーLY(マレーシア/韓国ペアに2−0で勝利)
チャンPS「攻撃的な相手に対して後手に回らず、低めに返すことができたのがよかった。僕たちの強みはコンビネーション。ローテーションをうまく使っていけるところが他のペアに比べていいところかな」
ゴーLY「試合はうまくできたけども、とても疲れました。リオ五輪でメダルをとったからといっても、とくにプレッシャーはありません。次の目標としては年末のスーパーシリーズファイナルに出場し、予選を突破することかな」
鄭思維/陳清晨(中国/タイペアにファイナルゲームの接戦で勝利)
鄭思維「とても苦しかったです。相手が思ったより強かったし、体育館が大きいのでシャトルがなかなか飛ばない。そのなかでねばり強く戦って勝てたのはうれしいです」
劉雨辰/李俊慧(中国/ボー&モーゲンセンに2−0で勝利)
李俊慧「今回は試合の前に準備をしていたし、戦術、コンビネーションがすごくよかった」
劉雨辰「(ディフェンスがよかったことについて)会場が大きいので球のスピードが遅かったので、レシーブがよくみえるのかもしれないね」