【編集部ブログ】「城北オープン大会」取材で出会った“熱血先生”!

こんにちは! 読者の皆さま、お久しぶりです。編集部の結です。

 

ついに先日、オリンピックの感動を詰め込みに詰め込んだ「バドミントン・マガジン10月号」が校了しました‼ 発売は9月21日。皆さまぜひ、誌面でもう一度、あの感動を味わってくださいね。

 

さて、「結のブログは長過ぎる」と毎度のことながらボス(編集長)に怒られていますが、久しぶりの更新でペンが走る、走る。どうか皆さまお許しください。

 

城北オープン
「城北オープン大会」初日は女子Ⅱ部の開催で、約500名が参加。9月22日には女子Ⅱ部の上位決定戦、男子団体、女子Ⅰ部が開催されます

 

 

校了日前の9月11日、東京都内で行なわれた「第45回記念 城北オープン中学校大会」を取材してきました。この大会は、小誌連載『ビギナー向け㊙レッスン』にご協力いただいている淑徳巣鴨中学高等学校が主催&会場。種目は団体戦で、男子団体、女子Ⅰ部、女子Ⅱ部に分かれており、取材日は女子Ⅱ部の開催。大会はじめの講習会と合わせて約500名近い参加がありました。夏休み明けすぐの開催ということで、夏休みに頑張ってきたことを“腕試し”したり、新人戦に向けて課題を見つけられること、さらに、地区大会では戦うことのできないチームと戦い、交流できることが、この大会の大きな魅力となっているようです。

 

城北オープン

城北オープン
大会のはじめに、淑徳巣鴨の関根忠先生による講習会が開催。フットワークや基本ストローク、ノックなどのやり方やコツなど、興味深い内容でした!

 

 

城北オープン
夏休みの成果を発揮しようと、みんな一生懸命にプレーしていました

 

 

この日、参加した多くは初心者。そして、先生も“初心者だった”ケースが多いと聞いた私は、ビギナー向け連載の担当者として「ビギナー先生が、どのようにビギナーを育てているのか、知りたい!」と、突撃取材することに! “熱血先生”を探して話を聞きました。

 

まず発見したのは、赤塚第一中学校の新井博幸先生。25年ほど前にバドミントン部の顧問となり、淑徳巣鴨の関根忠先生や、ジュニアの強豪チームから指導法を勉強。指導者講習会にも参加し、公認審判員資格も取得されました。そして、時間を作っては国内で開催される大きな大会で線審などを務めているそう。「インターバルで指導者の方が何を話しているのかを参考にしています。休みがないので、もう家庭崩壊ですよ(笑)」。熱心な先生は、城北大会などの大会に参加すれば、子どもに足りない部分をしっかりと気づかせ、納得した練習をさせています。「やってきたことが大会で出れば、一つでもほめるようにしています。それが積み重なれば、21点が取れる。やっていきていないことは試合で出せませんから、できないことを気づかせて次に生かす、その繰り返しですね」。

 

次に、旭丘中学校の飯田到先生。新井先生と同じく、指導歴は25年。先生は「自分もやらなきゃ難しさもおもしろさもわからない」と、実際にバドミントンを始められたそうです。そんな新井先生は、選手を団体戦と個人戦で関東大会に出場させた経験があります。「ジュニアからやっていた子が入って来た時代ですけどね。でも、選手を強くするために大事なのは、やはり、普段からまじめに練習やトレーニングをすることじゃないでしょうか。試合で力を発揮するには、練習で『これだけやってきた』という自信をつけさせることが大切ではないかなと思います」。

 

城北オープン
旭丘中学校の選手。飯田先生は、練習やトレーニングをまじめにコツコツと継続させることを大切にしている

 

最後に、柳沢中学校の小野先生。指導歴は30年。柳沢中には今年赴任で、昨年まで指導していた中学校は今年、都大会に出場しました。柳沢中では、夏休みになんと200時間の練習をして今大会に参加。「みんな休まずついてきてくれています。子どもたちとは、信頼関係を築くことがとても大切。何もわからなかった頃は“ガツガツ”指導していたんですけどね、いまは子どもたちの気持ちを上げられるようになったと思います。たとえば、これをしなさいではなく、これをやればうまくいうよ、などと促す。目的をハッキリさせた練習を積んでいくようにしていますね」。

 

こうした熱心な先生のもと、懸命にバドミントンに取り組む選手たち。大会では、最後まであきらめずにシャトルを追う子、笑顔を絶やさない子、よく話し合って試合をする子など、バドミントンを一生懸命に取り組む中学生たちの姿が印象的でした。こうした“熱血先生”たちが、バドミントンを力強く支えているのだとあらためて感じました。

 

「第45回 城北オープン大会」の講習会&取材の様子は、プロのカメラマンが撮影したこちらの写真でどうぞ! また、大会の一部は、『バドミントン・マガジン11月号(10月22日発売予定)』でも紹介予定。ぜひお楽しみに!

投稿日:2016/09/15
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