9月14日(水)、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、味の素メディアセミナー「日本のトップアスリートを支えているアミノ酸」が行なわれた。
アミノ酸とは、たんぱく質を構成している成分である。人体の約20%がたんぱく質で構成されているので、すなわち(人体の20%が)アミノ酸によって構成されていることになる。皮膚、筋肉、骨、臓器、血液やホルモンがたんぱく質(アミノ酸)からできており、生命維持はもちろん、運動においても重要な役割を果たしている。この「アミノ酸」にフォーカスして、セミナーは進められた。
第1部のパネルディスカッションのあとに行なわれた第2部のトークセッションでは、リオ五輪で金メダルに輝いた髙橋礼華/松友美佐紀、同じく競泳・男子400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸大也、空手の女子組手・全日本代表の植草歩が登壇。「世界で戦うために」を大きなテーマに、リオ五輪のエピソードや日頃のコンディショニングにおいて意識していることなどをお互いに披露した。
バドミントン日本代表は、2009年から味の素㈱による商品提供などのサポートを受けているが、試合でのコンディションニングについて、「バドミントンの大会はその日、その日で試合時間がまちまちなので、昼などは時間によってはご飯を食べずに行くときもあります。そういう時は、試合直前に(アミノ酸入りの)ゼリーを飲んでいます」と髙橋がいえば、松友も「試合時間が長くなってきたときに、ちょっと疲れてきたなと思ったら、(インターバルなどで)すぐにゼリーを飲んでいます。そうすると回復します」と話した。
リオ五輪でも試合中にゼリーを飲んでいるシーンが見られたが、試合はもちろん、合宿期間中でも、疲労を翌日に残さないために、アミノ酸入りのドリンクやゼリーを頻繁に摂っているという。
この日、高橋&松友は同じ建物で行なわれている日本代表合宿の合間を縫って参加。来週20日(火)から開催されるヨネックスオープンジャパン2016(東京・東京体育館)に出場し、その後も海外を転戦する予定だ。「一戦一戦、自分たちのパフォーマンスを出せば、結果はついてくるので、2人で楽しんでプレーすることを心がけて頑張りたい」と髙橋は意欲を見せていた。